2020年1月24日に日本テレビ系列の情報番組「スッキリ(すっきり)」、Dr.スッキリで放映された、正しい糖質制限ついてご紹介します。教えてくださったのは、AGE牧田クリニックの糖尿病専門医・牧田善二先生。今日のテーマは、改めて知っておきたい肥満解消のための正しい糖質制限。炭水化物や甘いスイーツなど糖質(糖類)を多く含む食事をすると、血糖値が上がり太る原因になったり病気の原因になったりするため注意が必要ですよね。最近は店頭でも糖質オフ・カットの商品が多く陳列されており、ダイエット中の方や健康管理に気を付けている方などに人気となっていますが、誤った認識をもっている方も多いのです。そこで番組では、太りやすい糖質・太りにくい糖質などダイエットに効果的な正しい食事法を専門医が伝授。記事にまとめましたのでぜひ参考にしてくださいね☆
専門医が教えるダイエットに効果的な正しい糖質制限
糖質制限ダイエットで注意すべきこと
糖質を制限しすぎると、痩せすぎて貧血・生理不順・認知症など健康を害する可能性があります。
体重÷(身長の2乗)で計算することのできるBMIによって、糖質制限をやるべきでない人を見分けることができます。
・18.5~25未満:不要
・25以上:肥満体型のためダイエットが必要。ただし、持病のある方は医師と相談してください。
1日に摂って良い糖質量は?
ダイエットのために糖質制限をする場合、1日にとって良い糖質量はごはん茶碗1杯分(60g)。
厚生労働省の基準では1日220g(ごはん茶碗4杯分)とされていますが、牧田先生曰く「これでは多すぎる」とのこと。
「軽く痩せたい」というゆるい糖質制限を行う場合は110g(ごはん茶碗2杯分)でも良いそうですが、「しっかり痩せたい」というガチ糖質制限を行う場合は60g(ごはん茶碗1杯分)を目安にすると良いそうです。
糖質制限ダイエット初日に摂るべき糖質量は?
糖質制限ダイエットを始めた初日は、糖質を一切取らないようにすることが大切。
というのも、肥満体型の方は、ごはんやパンなど糖質を多く含む炭水化物を止められない体質になっているためです。つまり、炭水化物中毒。
そのため、初日はきっぱりと糖質を断つことが大切なんですね!慣れてきたら茶碗1杯分(60g)にするようにしましょう。
絶対避けるべき糖質とは?
糖質制限中でも糖質をどうしても摂りたくなる時がありますよね。そんな時でも絶対に裂けるべき食べ物は、100%フルーツジュース。フルーツが悪いというわけではなく、ジュースにすると吸収が早くなるため血糖値が上がりやすくなってしまうのです。
ただ、フルーツも血糖値が上がらないわけではありません。糖質には太りやすいもの・太りにくいものの2種類があり、それぞれ下記のとおりです。
太りにくい糖質:ご飯やパン
糖質の中でも砂糖やフルーツは要注意、ということですね!どうしても糖質を摂りたい、という時はご飯やパンを食べるようにすると良いかもしれません。
食事の最初に食べると良いメニューは?
食事の最初に食べると良いのは、豚肉の生姜焼きなどタンパク質を含む料理。つまりミートファーストですね!
タンパク質を最初に摂ることで血糖値が上がりづらくなります。糖質を最初に摂るのはNGですよ。
糖質制限についての間違った認識は?
「白米より玄米のほうが糖質が少ない」という認識は間違い。糖質量はほぼ同じです。
なお、トーストにバターを塗るのはOKです。バターに含まれる脂質は血糖値上昇を抑えてくれるので肥満解消に効果的です。ただし、バターの食べ過ぎには注意しましょう。
まとめ
今回は、専門医が教えてくださった肥満解消のための正しい糖質制限についてご紹介しました。
参考下記記事もオススメです。
炭水化物や甘いスイーツなど、糖質を多く含むものは満足感も高いのでついつい食べ過ぎてしまったりしますよね。糖質は体のエネルギー源なので欠かせない栄養素ですが、一方で摂り過ぎると血糖値が上がり、太ってしまったり糖尿病など様々な病気に繋がるため注意が必要です。しかし、糖質が少ないと思っていた食事に意外と多く含まれていたり、糖質を抜き過ぎてしまうなど、糖質制限を自分なりに実践していると間違っていることも多いかもしれません。
糖質制限に取り組まれている方、これから取り組もうと考えている方は、ぜひ今回の内容を参考にしてくださいね☆