2018年12月4日の朝日放送テレビ「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で放送された、血管若返りに効果のある野菜・大根についてご紹介します。
その健康パワーと、動脈硬化を予防する成分を最も増やす調理法、より効果をアップさせるちょい足し食材などをまとめます☆
農家さんオススメの大根レシピもご紹介しています!
大根は血管の老化を予防する注目食材
今年4月、国立がん研究センターが、血管の老化に関する重大な研究結果を発表しました。
この研究によると、大根を多く食べた人は食べない人に比べて
・心疾患の死亡リスクが約3割少ない
・脳血管疾患の死亡リスクが約2割少ない
という結果が判明。
これは、大根に含まれる成分「イソチオシアネート」の効果によるもの。
イソチオシアネートには、下記の作用があります。
- 動脈硬化を進める活性酸素を除去する
- 動脈硬化の原因となる血管の炎症を直接抑える作用がある
そのため、血管の老化・動脈硬化を抑制してくれるんですね。
さらに、解毒酵素を増やす作用もあるので、発がん物質を除去し肺がんや大腸がんの発症リスクを下げる効果もあります。
農家さんの大根レシピ
農家さんが教えてくれた、オススメの大根レシピです。
大根の中華風あんかけ
1、皮をむいた大根をいちょう切りにし、約10分炒めてソテーにする。
2、中華風に味付けしたあんをかければ出来上がり!
大根のなます和え
1、大根を細切りにする。
2、大根を塩もみし、きゅうりや人参と一緒に酢に浸ければ出来上がり!
大根とホタテの煮もの
1、大根を乱切りにする。
2、大根・ほたてを一緒に20分ほど煮れば出来上がり!
みぞれ鍋
1、大根を丸ごと1本すりおろす。
2、おろし汁はお鍋の煮汁に入れる。
3、おろした大根は、鍋の具材に火が通ってからみぞれのようにふりかける。
4、あとは数分火を通せば出来上がり!
器にも大根おろしをたっぷりのせて、みぞれ鍋をいただきます☆
食後にも、余った大根おろしにかつお節・醤油をかけていただきます☆
イソチオシアネートを増やす調理法
イソチオシアネートは、調理法によって増やすことが可能です。
逆に、誤った調理法をすると減少してしまいます。
大根を食べるときは、煮る・おろす・炒めるなどの調理法がありますが、オススメの調理法は「おろす」!!
おろした場合、生の大根よりも1.8倍もイソチオシアネートが増えます。
実は、大根の中にはイソチオシアネートは存在せず、元になる2つの成分が存在します。
嚙んだりすりおろすことで細胞が壊れ、イソチオシアネートに変化するのです。
そのため、すりおろすのが効果的ということですね。
上述したレシピの中では、みぞれ鍋がベストです!!
逆に、イソチオシアネートの元になる熱や酸に弱いため
・塩漬け
・炒める
・煮る
といった調理法はNGです。
イソチオシアネートが減少してしまいます。
イソチオシアネートを効率に摂るポイント
先端部分をすりおろす
大根の先端・真ん中・葉っぱ側のうち、イソチオシアネートが多く含まれるのは先端部分。
ダントツで多く含まれており、最も少ない葉っぱ側に比べて6.2倍もあります。
そのため、先端部分をすりおろすようにしましょう♪
おろし汁も一緒に摂取
イソチオシアネートは水に溶けやすいため、すりおろした水分にも多く含まれます。
そのため、汁を捨てるともったいないのです。
レモン汁をかけて摂取
大根の細胞に含まれる成分は、ビタミンCと合わさるとイソチオシアネートをより多く作る作用があります。
そのため、すりおろした大根にレモン汁(1切れでOK)をかけるようにしましょう。
レモンだけでなく、スダチ・カボス・橙でも効果がありますよ☆
まとめ
今回は、血管の老化を防ぐ方法についてご紹介しました。
まとめると・・・・・
- 大根のイソチオシアネートが、血管の老化・動脈硬化を抑制する
- イソチオシアネートを増やすには、すりおろすのが効果的
- レモン汁をちょい足しすることで効果がよりアップ
是非参考にしてみてくださいね。
▼番組で紹介された青首大根はこちら。
▼番組で紹介された白首大根はこちら。
▼番組で紹介された夏の守はこちら。