テレビ朝日系列『たけしの家庭の医学』では、認知症の予防改善方法についてこれまでに紹介されてきました。
認知症の主な原因は加齢であり、高齢化が進んでいる日本では認知症患者の数は年々増えています。
2018年11月時点では国内に約530万人も該当しており、85歳以上でみると約5割が該当します。
さらに、2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になるという予測も。
そこで、ここでは番組でこれまでに紹介されてきた、認知症を予防改善できる食べ物や運動、生活習慣などについてまとめます。
少しでも参考になれば幸いです☆
腕上げ体操
「やろうとしたことをつい忘れる」という作業記憶の喪失は、認知症のサイン。
これは、食後に血糖値が急激に上がる食後高血糖が原因で起こります。
腕上げ体操は、食後に行うことで高血糖になるのを防いでくれます。
やり方や詳細は下記記事でまとめています☆
治る認知症の見分け方
認知症の約9割は完治が難しいものですが、残りの約1割は適切な治療で完治することが可能です。
アルツハイマー型認知症との見分ける症状ポイントや改善法などを下記記事でまとめています。
歌いながら手拍子
2018年9月に開催された日本の認知症予防学会において、世界中にある認知症予防方法の中から『楽器の演奏』が認知症の予防改善に効果的であることが認められました。
楽器演奏は複数作業を同時に行うことが必要になるため、脳全体が活性化するのです。
これと同等の効果が得られるのが、歌いながら手拍子をすること。
楽しく認知症を予防改善できるのは嬉しいですよね。
やり方のポイントや詳細は、下記記事でまとめています。
食後低血圧を予防
認知症と言えば「モノ忘れ」や「複数の作業を同時にできない」といった症状が重要なサインとなりますが、最新の研究で食後の強い眠気もサインの1つであることが判明しました。
この強い眠気の原因となるのが、食後低血圧。
食後低血圧というのはその名前のとおり食後に血圧が大きく下がってしまうことで、頻繁に起こると脳内で発生する毒性物質「アミロイドβ」が蓄積されていき、認知症のリスクを高めます。
これを防ぐには、食事でよく噛むことが大切。
詳細については下記記事でまとめています。
脳年齢の簡易検査の方法についてもご紹介していますので、あわせてチェックしてみてくださいね。
はちみつ
認知症になる原因として番組で紹介されたのが、LPS。
これは体内に存在する毒素で、異常に増加すると脳に悪影響を及ぼし、認知症へと繋がります。
LPSが多いかどうかは、口臭で分かります。
それは、生ゴミのような腐敗臭がするかどうか。
LPSは、嫌な口臭も認知症も引き起こす厄介な物質なのです。
これを防ぐためには、ハチミツが効果的。
詳細や摂り方のポイントは下記でまとめています。
コグニサイズ
コグニサイズとは、ルールに従って素早くステップを踏む簡単運動です。
国立長寿医療開発センターが開発した運動で、有酸素運動と頭を使う活動を同時に行うことで脳が活性化し、認知機能の低下を防ぐことができます。
ウォーキングや計算問題を行っている時よりも、脳の血流は増加することも分かっています。
基本のルールはありますが、自分でより複雑なルールを考えてステップを踏むのも効果的です。
複数人で楽しみながら行っても良いですね☆
やり方の詳細などは下記記事でまとめています。
ターメリック
カレーのスパイスとして使われるターメリック(ウコン)には、認知症予防効果が期待できることが近年の研究で判明しました。
ターメリックに含まれるクルクミンという成分には、認知症の原因となる脳内の毒性物質「アミロイドβ」を除去して蓄積されるのを予防する働きがあるためです。
そんなターメリックを美味しく効率的に摂取できるレシピ「ターメリック味噌」を、料理研究家の奥薗喜子さんが教えてくれました☆
ターメリック味噌汁として飲むことができ、保存も可能なので重宝します。
レシピや、ターメリックの効果の詳細については下記記事でまとめています。
抱き枕で横向き寝
寝ている時にいびきをかいている人は、認知症のリスクが高まります。
そもそもいびきは、寝た時に空気の通り道である気道が圧迫されることで起こる症状。
狭くなった気道を空気が通ると粘膜が振動し、いびきとなるのです。
気道が圧迫されると、酸素が十分に取り込めずに低酸素状態となり、長く続けば脳の神経細胞が死滅するリスクが高まります。
これを防ぐには、抱き枕を使って横向きに寝ることが効果的。
詳細は下記記事でまとめています。
慢性硬膜下血腫と認知症との見分け方
認知症と間違えやすい病気として、慢性硬膜下血腫という病気があります。
アルツハイマー型認知症の症状と似ている点が多く、医師でも見分けることが困難なもの。
しかし、早期発見をすれば完治することも可能です。
見分け方のポイントや、慢性硬膜下血腫についての詳細は下記記事でまとめています。
まとめ
今回は、認知症の予防改善法についてご紹介しました。
認知症に関する研究は年々進められてきており、予防改善に効果的な食べ物や運動、生活習慣などが新たに報告され続けています。
自分自身や家族がいつまでも元気でいるためには、早めに対処していくことが大切です。
今後番組で紹介された対策法については、このページに随時追記していきます。
色々とありますが、まずは取り入れやすいものから初めていくと良いかもしれませんね。
是非参考にしてみてくださいね。