2018年9月11日の朝日放送テレビ「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で放送された、血栓を防ぐウォーキングのやり方についてご紹介します。教えてくれたのは、東京都健康長寿医療センター・原田和昌先生。
血栓ができると脳梗塞や心筋梗塞などのリスクを高めますが、血栓を溶かす特効薬「t-PA」が体内でも作れることが分かりました。
そこで、名医が教えてくれた体内で「t-PA」を増やすウォーキング法・効果をご紹介します☆
血栓はt-PAが溶かしてくれる!
血栓とは血液が固まった血の塊で、かさぶたのような働きをします。
そのため、血管が傷つくと血栓ができますが、小さいものであれば問題ありません。
しかし、過剰に血栓ができやすい状態になってしまうと、
・脳梗塞
・心筋梗塞
といった命に関わる病気のリスクを高めます。
そこで注目したいのが、「t-PA」!!
この「t-PA」という物質は血栓を溶かしてくれる作用があり、私たちの体内でも作ることができます。
そこで今回は、
- 血栓ができやすくなる日常の危機
- 血栓を溶かしてくれる「t-PA」を増やすウォーキング法・効果
についてご紹介していきたいと思います。
血栓ができやすくなる日常生活の危機とは?
血栓は、日常生活の様々なシーンでできやすくなります。
例えば、うっかり水をこぼしたり、ゴキブリを発見したりした時など。
つまり、
- 極度の緊張
- ストレス
- 恐怖
によって血が固まりやすくなる状態を招いてしまいます。
このような状態は1日の中でも何度も起こる可能性があるため、血栓には注意する必要があります。
t-PAを増加&パワーアップさせるウォーキング法
私たちの体内に存在する「t-PA」は、危険な血栓を溶かしてくれる有難い物質。
この「t-PA」は、ウォーキングによって分泌を増やしパワーアップさせることができます。
ポイントは、早歩き!!
早歩きをすることで、体内の血流が上がって血管の内側の壁が強い刺激を受け、t-PAが分泌されると共にパワーアップする効果が期待できます。
実際、有酸素運動を3か月行った場合、血栓を溶かすスピースが約20%も早くなったというデータもあります。
いつもの歩幅より、靴一足分(20cmほど)歩幅を大きくとることで、自然と早く歩くことができますよ☆
まとめ
今回は、血栓を予防するウォーキング法についてご紹介しました。
血栓は血液がドロドロしてくるとできやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞といった命に関わる病気のリスクを高めます。
そんな血栓を自分の体内物質を増やして予防できるのは嬉しいことですよね。
是非参考にしてみてくださいね。