2018年8月14日「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で放送された、沖縄県竹富島の血管老化予防法についてご紹介します。
竹富島は、わずか3年で心筋梗塞や脳卒中の患者を激減させた、医学界も注目する島。
名医も認める、血管を若返らせる竹富島の食事&運動療法をまとめています。
竹富島は、健康長寿の島
沖縄県にある竹富島はリゾート地のイメージがありますが、実は、医学界から注目されている健康長寿の島でもあります。
その理由は、たった3年間で島民の血管が若返り、心筋梗塞や脳卒中による救急搬送の患者が8割以上も減少したため。
竹富診療所に赴任してきた石橋医師がきっかけとなったようです。
竹富島の血管若返り法
石橋先生が行った血管若返り法は、下記3点です。
- たばこを島から排除
- 運動
- 食生活の改善
たばこを島から排除
たばこの自動販売機を完全撤去し、売店でのたばこ販売も中止するなど、島でたばこを買えない状況にしました。
この結果、島の喫煙率は約35%も減少しました。
運動
竹富島は、日中の気温は30度以上になり紫外線も強くなります。
暑い昼間はあえて避け、涼しくなってきた夕方からウォーキングを行うようにしました。
夕方のウォーキングは筋肉を維持できる最適な時間!
筋肉の維持には、成長ホルモンが重要です。
筋肉は分解・再生を繰り替えして日々新陳代謝が行われており、運動によって分解された筋肉を再生させるのが、成長ホルモンです。
成長ホルモンの分泌量は夕方に最も多くなるため、夕方に運動することで筋肉を効率的に維持できます。
筋肉が維持できれば、余分な糖・脂質を効率的に燃焼させ、生活習慣病を減少させることができます。
食生活
食生活では、下記ポイントを改善。
- もずくやゴーヤといった沖縄の伝統的な食材を多く食べる
- 植物性たんぱく質を豊富に含む豆腐を1日半丁食べる
- バランスの良い食事にする
- お酒を控える休肝日を設ける
豆腐は筋肉を維持し血管を若返らせる
豆腐に含まれる「ロイシン(必須アミノ酸のー種)」は筋肉の材料になると共に、筋肉の合成を促すスイッチの役割がある大事な栄養素。
筋肉が保たれていれば、血糖・コレステロール・中性脂肪・血圧などが改善されて血管が若返り、動脈硬化の予防効果が期待できます。
筋肉は運動で分解・合成されますが、ロイシンが足りないと合成が進まず筋肉が減少します。
そのため、夕方ウォーキングした後、夕食でロイシンをしっかり摂ることが大切です。
ロイシンは、豆腐の他にも下記食材に多く含まれているのでオススメです。
- 大豆製品
- 肉類
- 魚類
- 乳製品
まとめ
今回は、沖縄県竹富島から学ぶ血管老化予防法についてご紹介しました。
まとめると・・・・・
- 沖縄県竹富島は、医学界も注目する健康長寿の島
- 血管若返りのポイントは、禁煙・食生活・運動
- 夕方のウォーキングは、筋肉の維持に効果的
- 豆腐などの大豆製品、肉類、魚類、乳製品に多く含まれるロイシンは、筋肉を維持する
- 筋肉を維持すれば、血管が若返る
皆さんも是非参考にしてみてくださいね。