2018年7月24日「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で放送された、『肝臓を若返らせるアーモンド(ビタミンE)の効果』についてご紹介します。
肝臓の老化の新原因として今注目を集めている『肝臓の繊維化』。ビタミンEは、肝臓の繊維化を予防・改善してくれる栄養素で、アーモンドに豊富に含まれています。
肝臓が硬くなる繊維化に要注意!
肝臓の特徴
肝臓は200以上の機能を持っており、生命維持に必要不可欠な臓器です。
最も重要な特徴は、再生能力が高いこと。
肝機能が正常であれば、3分の2を切り取っても数か月で元に戻ります。
肝臓の繊維化とは?
肝臓は、全身を巡る「血液の中身(人に必要な栄養)」を作っています。
しかし、肝臓の炎症が起きると、それを修復するために繊維化(かさぶたのようなもの)が起こります。
繊維化が起こると肝臓が少しずつ硬くなるため、機能が低下し、疲れやだるさ・むくみなどの症状に繋がります。
さらに繊維化が進むと、肝硬変となり、最悪肝臓がんに繋がります。
繊維化は、飲酒に関係なく起こります。
肝臓の繊維化の原因は?
肝臓の繊維化は、食べすぎ・運動不足が原因です。
食べぎたり運動不足が続くと内臓脂肪が溜まるため、同じように肝臓にも脂肪が溜まります。
溜まった脂肪は炎症を起こし、この炎症が続くと繊維化してしまうのです。
アーモンド(ビタミンE)は、肝臓の繊維化の予防・改善に効果的
アーモンドは、肝臓の繊維化を予防・改善してくれます。
アーモンドに豊富に含まれる「ビタミンE」は、身体の老化現象を抑制する効果が期待できる栄ため、脂肪が起こす炎症を抑えてくれます。
炎症を抑えてくれるので、肝臓を正常な状態に再生してくれます。
1日に必要な摂取量
肝臓の繊維化が重度な場合、1日に必要なビタミンEは300mg、アーモンド1000粒分です。
しかし、軽度の繊維化の場合は、1日3度の食事にビタミンEの多い食材を加えるだけで改善が期待できます。
オススメのビタミンE食材
アーモンド以外にも、煎茶・かぼちゃ・マヨネーズ・サツマイモ・ほうれん草・パプリカにビタミンEが豊富に含まれています。
特に煎茶は、大さじ2杯分でアーモンド約30粒のビタミンEを含んでいるのでオススメ。
煎茶を使ったオススメレシピ
茶葉を丸ごと食べる「茶葉のおひたし」がオススメです。
出がらしの茶葉に、かつお節(適量)、ポン酢(適量)を加えて混ぜるだけでOKです。
よく噛むことも大切
肝臓の繊維化を招く食べすぎは、早食いが原因の場合があります。
一口30回以上しっかり噛むことで摂取カロリーを抑えることができるため、ビタミンEの摂取と合わせて心がけるとより効果的です。
まとめ
今回は、肝臓を若返らせる栄養素・食材についてご紹介しました。
まとめると・・・・・
- 肝臓の繊維化が起こると、肝臓が硬くなり病気のリスクを高める
- 肝臓の繊維化の原因は、食べすぎ・運動不足
- アーモンド(ビタミンE)が、肝臓の繊維化を予防改善し、肝臓を若返らせてくれる
- よく噛むことも大切
皆さんも是非参考にしてみてくださいね。