2018年6月26日「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で放送された、体幹を鍛えて頻尿を解消する『ヨガのやり方』についてご紹介します。このヨガは、頻尿の新原因である ”膀胱の変形(垂れ下がり膀胱)” を改善してくれるもので、頻尿患者の7割以上が効果を得られています。
簡単にできるので、頻尿に悩まれている方にオススメです。
頻尿の新原因は、膀胱の変形!
通常の膀胱は、尿が約300ml溜まると尿意を感じます。
しかし、頻尿の人は少量の尿(通常の約1/3)で尿意を感じてしまいます。
主な原因は、加齢によって膀胱まわりの血流が低下し、神経が異常に反応すること。
これにより、少ない尿でも尿意を感じてしまうのです。
しかし、最新の研究で新たな原因が判明。
上記のように膀胱まわりの神経の異常ではなく、膀胱そのものが変形してしまっているのです。
膀胱の変形による頻尿は、現在増加中とのことです。
膀胱が変形するとは?なぜ頻尿に繋がるか?
膀胱が変形すると、お腹に力を入れた際に膀胱の底が下に垂れ下がります。
これは、垂れ下がり膀胱(膀胱下垂)と呼ばれます(通常は楕円形のまま)。
通常の膀胱は、尿が溜まると上側の壁が伸び始め、頭打ちになると下側の壁が伸びるようになっています。
下側の壁の伸び具合で尿の量を感知し、尿意を感じます。
しかし、垂れ下がり膀胱になると、初めから膀胱の下側がすぐに伸びるため、尿が溜まっていないのに脳に尿意を伝えてしまうようになります。
これが、頻尿の原因となるのです。
垂れ下がり膀胱を改善するためには?
垂れ下がり膀胱の原因は、膀胱を支える骨盤底筋の衰え。
尿の重みで骨盤底筋が垂れ下がり、膀胱も垂れ下がってしまうのです。
垂れ下がり膀胱を改善するためには、骨盤庭訓を鍛えて維持することが大切です。
しかし女性は、出産や閉経による女性ホルモンの減少により、骨盤底筋を維持することが難しい状況にあります。
そのため、骨盤底筋と繋がっている体幹の筋肉を鍛えることで、骨盤底筋を引き上げることができます。
頻尿解消!体幹の筋肉を鍛える「ヨガ」のやり方
頻尿患者が実践したところ、7割以上が改善されたというデータがあります。
2つのヨガポーズを、朝晩2回行えばOKです。
戦士のポーズ
①両足を肩幅より広めに開きます。
②右足を90度外側に回します。
上半身も右足のつま先と同じ方向を向きます(右側にひねる)。
③両腕を肩の高さまで上げ、足と水平になるように広げます(横ではなく前後に広げる)。
その状態で、右足へ体重を移動させます。
このとき、息を吐きながらお腹をへこませます。
橋のポーズ
①仰向けに寝て、両ひざを立てます。
②無理のない程度にゆっくり腰を上げます。
③腰を上げたまま、深く複式呼吸を行います。
10回呼吸したら、腰をゆっくりおろします。
まとめ
今回は、頻尿の新原因と解消法についてご紹介しました。
頻尿になると夜ぐっすり眠れませんし、日中もそわそわしてしまって大変ですよね。
さらに、はなかなか周りに相談しづらいため1人で悩んでしまっている人も多いのではないでしょうか。
そんな方は、是非今回のヨガを参考にしてみてくださいね。
これまでに番組で紹介された頻尿改善・対策法も下記記事でまとめています☆