2018年5月28日放送「ヒルナンデス!」で、話題本『その調理、9割の栄養捨ててます』の栄養を捨てない調理方法が紹介されました。調理法で、じゃがいも・きのこ・りんご・鶏肉などの栄養を9割も捨ているのは勿体ないですよね。簡単に取り入れることができ、体に届ける栄養素を増やすことができる調理法です。
話題本「その調理、9割の栄養捨ててます!」とは?
今主婦の間で話題になっている本「その調理、9割の栄養捨ててます!」は、東京慈恵医科大学附属病院 栄養部の著書です。
病院食レシピの先駆けである東京慈恵医科大学の監修のもと、最新のエビデンスに基づく、目からウロコの「食べ方の新常識」が詰まっています。
例えば・・・・・・・
●損をしない切り方のコツ
●最大8倍以上お得!栄養素を失わない加熱の法則
●食材を劣化させない保存テク
●スープに調味料、オイル 食べ方で栄養値が変わる絶対条件
など。
茹で方、焼き方、切り方などを少し変えるだけで、摂取できる栄養素を大幅にアップさせるとができる、今すぐできる食べ方のコツです。
トマトの正しい保存法
トマトは冷蔵庫に保存しがちですが、実は、血管の老化を防ぐ「リコピン」を大損しています。
常温保存にすることで、「リコピン」を最大6割多く摂ることができます。
じゃがいもの正しい調理法
じゃがいもには、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンCなどが豊富に含まれています。
しかし、じゃがいもの皮をむいたり切ったりして加熱すると、加熱している間にビタミンが水に溶け出し、それらの栄養素の5割が無駄になってしまいます。
さらに、じゃがいもの皮には鉄分・カルシウムが豊富に含まれています。
そのため、丸ごと(皮つきで)加熱することで栄養素を損することなく摂取することができます。
皮つき料理としてオススメなのが、ポテトサラダ、肉じゃが。
見栄えが気になる場合は、皮つきで茹でた後、皮をむくのがオススメです。
玉ねぎの正しい調理法
玉ねぎには、血液をサラサラにする「アリシン」が含まれています。
しかし、細かく刻んで空気に触れさせないと効果がほとんど出ません。
そのため、玉ねぎはみじん切りにするのがオススメ(すりおろしもOK)!
血液サラサラ効果がアップします。
切る回数が少ないほど効果が減るため、くし切りやスライスは栄養面ではNGです。
また、辛味をとるため切った玉ねぎを水につけると栄養素が水に流れ出てしまうため、辛味が気になる場合は、刻んで常温で10分ほど放置すると、栄養素を損なわずにすみます。
きのこの正しい保存法
きのこには、旨味成分のもとになる「アミノ酸」が豊富に含まれています。
この「アミノ酸」は生のきのこの状態だと細胞に包まれており、旨味成分がほとんど機能していない状態です。
冷凍保存することで、細胞が壊れて「アミノ酸」が外に出て旨味が出ます。
尚、解凍すると旨味成分が流れ出るため、冷凍したまま調理するのがオススメです。
特に、えのきは冷凍してから熱を加えると旨味成分が6倍にもなります。
まとめ
今回は、話題の本から学ぶ「栄養を捨てない調理方法」についてご紹介しました。
栄養を考えて食材を選んでも、調理の段階でせっかくの栄養を捨ててしまっては勿体ないですよね!
知っているのと知らないのとでは大きな差が出ます。
番組ではシリーズ化されて紹介されており、今回以外の内容は下記でまとめていますので併せてチェックしてみてくださいね♪