2017年10月28日放送「世界一受けたい授業」で、子供の脳を変形させるマルトリートメント&予防法・対策法が紹介されました。夫婦喧嘩などを子供に見せることによる子供への影響や、親子関係を良くする魔法の言葉は必見です♪
子供の脳を変形させるマルトリートメント&予防法!
今回は、マルトリートメント&予防法・対策について紹介されました。
教えてくれたのは、「子どもの脳を傷つける親たち」の著者・友田明美先生さん。
それでは、早速ご紹介します!!
マルトリートメントとは?
マルトリートメントとは、直訳すると「悪い扱い」という意味。
つまり、不適切な養育ということ。
親の心無い行為や暴力、育児放棄などで子供が極度のストレスを感じると、その苦しみから逃れようと、脳が自ら変形してしまいます。
脳が変形してしまうと、うつ病や視覚野・聴覚野などに悪影響を及ぼすことも。
例えば、激しい夫婦喧嘩を頻繁に見た子供は、視覚野の一部が6%縮小し、語彙・理解力が低下してしまいます。
マルトリートメントは、何気ない行動・言葉が原因となる場合もあり、年々増えて深刻な問題になっています。
知らずにやっているマルトリートメントBEST5
普段、知らずにやっているマルトリートメントランキングです。
5位:過干渉
過干渉されると子供は信用されていないと感じ、危険・恐怖心を感じる偏桃体が変形してしまい、大人になった時にいつもびくびくした人間になってしまいます。
4位:長時間のスマホ
長時間スマホを触らせていると、親とのコミュニケーションが極端に減少し、集団行動ができない人間になってしまいます。
1日1時間など、時間を決めて渡すことが大切です。
3位:風呂あがりに裸でウロウロすること
子供が嫌がっているのに、風呂あがりに裸でウロウロすることは、性的マルトリートメントになります。
子供はこれ以上見たくないと思い、記憶力・認識能力が低下してしまうことに。
嫌だと思っている子供の前では、脱衣所で着替えることが大切です。
2位:兄弟・友達と比較する
兄弟や友達と比較すると、子供のプライドを傷つけ、喜びや快楽を感じる線条体が正常に働かなくなり、アルコール依存や薬物依存になってしまう可能性があります。
比較せず、本人と向き合うことが大切です。
1位:感情に任せた暴言
体への暴力より、言葉の暴力の方が脳へのダメージが大きく、心因性難聴などを引き起こす可能性もあります。
叱るときは、60秒以内でポイントを絞って叱ることが大切です。
マルトリートメントの予防・対策は?
マルトリートメントにより子供の脳が縮小してしまっても、回復させることができる方法です。
その方法とは、子供が何かお手伝いをしてくれた際に「助かったよ」と褒めてあげること。
感謝を伝えることで、子供は親の役に立ったと認識し、脳に良く響きます。
また、子供の言った言葉を優しく繰り返すことも、脳の活性化に繋がります。
例えば、子供が「キレイなお花を描いたよ」と話しかけてきたら、親は「本当だね、キレイなお花を描いたんだね」と子供の言葉を繰り返しながら応えてあげる、という具合です。
子供は、親が自分の話を理解してくれていると思い積極的に会話するようになり、脳の最高司令部・前頭前野が正常化します。
まとめ
夫婦喧嘩は子供には悪影響とは思っていましたが、まさか脳が変形するとはびっくりです。
気付かないうちに愛する子供にマルトリートメントをしてしまっているとしたら、辛いですよね。
子育て中の親御さんは、是非参考にしてみて下さい。
▼第2弾の内容はこちら。