2019年6月18日のテレビ朝日系列「林修の今でしょ!講座」で放送された、夏の病気のサインについてご紹介します。教えてくれたのは、林修さんがもう1度講義を熱望するほど信頼の厚い天才医師・生坂先生。実は、口内炎やむくみなど良く見られる症状の中には危険な病に繋がる兆候のものもあるんだそう。そこで、早期発見するためのサインやリスクについてまとめました☆
医師が教える夏の病気のサイン
夏は病気のサインが出ても夏バテと思い込んで見逃しがち!!そこで、下記4つのサインがどのような病気の危険性があるのかについて教えてくれましたよ。
- 肩こり
- シワ
- むくみ
- 口内炎
それぞれについてご紹介していきますね☆
肩こりは、心臓病(初期症状)のサインの可能性あり
肩こりは、肩回りの筋肉が凝り固まることによって出る症状ですよね。夏は冷房に長時間あたることで血管や筋肉がコリやすいので肩こりも生じやすいのですが、実は心臓病(初期症状)のサインの可能性もあります。
心臓と肩は全く別の場所ではありますが、これは「関連痛」と言われる別の部位に痛みを感じるもの。心臓が悪いと同じ高さの脊髄が痛むようになっており、そこから肩に伝わるんだそうです。
特に、心臓に近い左肩の方に痛みが出ることが多いそうですよ。
普通の肩こりと関連痛の見分け方
普通の肩こりと危険なサイン(関連痛)の見分け方は、肩を動かせば分かります。
・肩を動かすと痛い⇒普通の肩こり
・肩を動かしても痛みが変わらない⇒危険なサイン(関連痛)
耳たぶにできたシワは、動脈硬化のサインの可能性あり
そもそもシワは紫外線によって出き、加齢と共に増えていきますよね。しかし、耳たぶにできたシワは要注意!動脈硬化のサインの可能性があります。
具体的には、耳たぶに斜めにスーッと長いシワが入ります。耳たぶは血管の数が特に少ない部位なので、動脈硬化など血管の影響をいち早く受けるんですね。
額にできるシワも同様と言われていますが、紫外線が原因でもできるので必ずしも危険なサインとは言えないようです。
関連記事額のシワと心臓病の関係は別番組でも紹介されました!
動脈硬化を予防する方法
動脈硬化を予防するには、青魚がオススメ!血流を良くしてくれるEPAが豊富に含まれるため、2日に1度を目安に食べると良いそうですよ☆
その他、下記のような対策も有効です。
・コレステロールを下げる
・たばこを止める
・糖尿病ではないか確認する
顏のシワを予防しながら骨を守る方法
少し話はそれますが、シワ(通常のもの)を予防するために紫外線を避けすぎるのも良くありません。紫外線によって作られるビタミンDは骨を丈夫にするのに必要な栄養素だからです。
顏のシワを予防しつつも骨も守る方法としてオススメなのが、手のひらを1日15分ほど太陽に当てること。これなら顏を日焼け止めなどでブロックしていても必要な紫外線を吸収できます!
むくみは、腎臓病のサインの可能性あり
むくみは水が体内に溜まった状態。仕事で座りっぱなしの状態が続くとむくんだりしますよね。塩分の摂りすぎでも生じますが、もしかしたら腎臓病のサインかもしれません。
通常のむくみなら、入浴したり運動をして余分な水分を汗で流せば治ります。しかし、腎臓病は水分が排出されず水分が溜まってしまうので治りません。
危険なむくみかどうかのチェック
普通のむくみなのか腎臓病のサインかどうかを見分ける方法です。ポイントは、むくむ時間帯と場所です。
【危険】
・朝に足がむくむ。
・夕方に顏がむくむ。
【正常】
・夕方に足のむくむ。
・朝に顏がむくむ。
むくみと皮下脂肪の見分け方
余談ですが、むくみと皮下脂肪の見分け方も紹介されました。
・むくみ⇒指で押すと10秒ほどへこんだ状態になる。
・皮下脂肪⇒指で押すとゴムのようにすぐに戻る。
口内炎は、口腔がん(初期症状)のサインの可能性あり
口内炎は体調が悪い時などによく出来ますよね。しかし、口腔がん(初期症状)のサインの可能性もあるとのこと。
口腔がんは、口の裏側や舌などに口内炎と似た腫瘍を作ります。
口内炎と口腔がんの見分け方
口腔がんの場合、下記のような症状が該当します。
・2週間以上治らない
・痛みがない
痛みがないためなかなか気づきにくいのが特徴。毎日口の中をチェックする習慣をつけるようにしましょう。早期発見することが大切です!
まとめ
今回は、夏の病気のサインについてご紹介しました。
普段から誰にでも起こるような何気ない症状が、実は大病のサインだとしたら恐ろしいですよね。危険なサインをしっかり学んで見逃さず早期発見に繋げたいものですね!
是非参考にしてみてくださいね☆