2019年2月19日のテレビ朝日系列「林修の今でしょ!講座」で放送された、キウイの健康パワーについてご紹介します。教えてくれたのは、駒沢女子大学教授の西山一朗先生。
キウイは、ビタミン・たんぱく質・カルシウムなど17種類以上の栄養素をもつスーパーフルーツ!!
そこで、キウイの栄養効果や、より効果をアップさせる食べ合わせ、おすすめレシピなどをまとめます☆
キウイフルーツの健康パワー
キウイは1個100円程度で購入でき、豊富な栄養素をバランスよく含んだ「栄養素のデパート」です。
単体でももちろん健康に良いフルーツですが、オススメ食材と組み合わせることでより効果が期待できます!
腸を老けさせない「キウイ×肉」
キウイは、お肉と一緒に食べることで胃の消化速度が2倍程度促進されます(牛肉・豚肉・鶏肉のどれでもOK)。
これは、キウイにだけ含まれる酵素「アクチニジン」の作用によるもの。
ゴールドキウイよりもグリーンキウイにより多く含まれ、お肉のタンパク質を分解して腸の吸収を助けてくれます。
消化を促進して腸の働きを助ければ、腸の老化防止に繋がり免疫力もアップ!
風邪・インフルエンザ予防にも効果が期待できます。
アクチニジンの働きをより高める食べ方は?
アクチニジンの働きをより高めるためには、キウイソースをお肉にかけて食べるのが効果的。
ポイントは温度!!
アクチニジンを活性化させるためには、40~60度が適温です。
そのため、熱いステーキを作って冷たいキウイソースをかけると、丁度良い温度になるのでオススメです。
名医おすすめレシピ「ホットキウイドリンク」
アクチニジンを効果的にとることのできる、名医イチオシのレシピです。
【作り方】
刻んだキウイ・ハチミツ・レモン汁をカップに入れ、50~60度の湯を加えればOK!
口臭を予防する
キウイに含まれるアクチニジンは、口臭予防にも効果的です。
口臭のほとんどの原因は舌苔(下の汚れ)であり、これは食べカスや口腔内の細胞などのタンパク質。
そのため、タンパク質を分解してくれるアクチニジンは舌苔を取り除いて口臭を予防してくれるんですね!!
食後のデザートに食べるのがオススメですよ!
便秘を改善する
キウイには、水溶性・不溶性の2種類の食物繊維がバランスよく含まれており、腸内環境を正常にしてくれます。
特に、水溶性食物繊維は水と一緒にとることで便を柔らかくし、便秘を改善してくれる効果が期待できます。
キウイを食べる時は水分を一緒にとるようにしましょう!
また、ヨーグルトと一緒に摂るのもオススメ!!
ヨーグルトには乳酸菌やビフィズス菌が含まれており、キウイの食物繊維がエサになります。
▼キウイの便秘解消効果は別番組でも紹介されました!
血管を老けさせない「キウイ×魚」
キウイは、魚と一緒に食べることで血管を老けさせない効果が期待できます。
魚に含まれるDHA・EPAは、血管をしなかにし血流を良くする作用があります。
特にサーモンがオススメ!
サーモンには「アスタキサンチン」という成分が含まれており、抗酸化作用で血流改善効果が期待できます。
一方、キウイにはビタミンE・ビタミンCが豊富に含まれています。
これらの栄養素は、赤血球を柔らかくしたり酸化を防いで血栓を予防し、血管が詰まるのを防いでくれます。
サーモンのカルパッチョにゴールデンキウイソースをかけて食べるのがオススメです♪
骨を老けさせない「キウイ×豆腐」
キウイは、豆腐と一緒に食べることで骨を老けさせない効果があります。
大豆に含まれるイソフラボンには骨からカルシウムが溶け出すのを抑える作用があり、キウイ(グリーンキウイ)と一緒に摂ることで効果が高まり骨が丈夫になると考えられます。
ちなみに、豆腐でなくても大豆製品なら同様の効果が期待できます。
キウイに関するQ&A
便秘解消効果がより期待できるのは、朝食べるor夜食べる?
キウイを夜食べると、便秘解消効果がより期待できます。
夜の方が腸がよく働くため、キウイの食物繊維をより吸収してくれるためです☆
キウイは1日2個程度食べると効果的なんだそうですよ。
甘いキウイの選び方は?
甘いキウイを選ぶためには、なで肩のような丸みのあるものより、角の張った四角い形のものを選ぶようにしましょう!
キウイの保存法は?
キウイを長期間保存したい場合は、袋に入れて冷蔵庫に入れておくと2~3か月保存ができます。
触ってみて表面が少し柔らかくなっていれば食べごろです。
まとめ
今回は、キウイの健康パワーについてご紹介しました!
ポイントをまとめると・・・・・
- キウイと肉を一緒に食べると、アクチニジンがタンパク質を分解し腸の吸収を助ける
- キウイと魚を一緒に食べると、血管を老けさせない
- キウイと大豆製品を一緒に食べると、骨を老けさせない
是非参考にしてみてくださいね。