2020年7月21日にNHK・情報番組「あさイチ(朝イチ)」クイズとくもりで放映された、夏野菜を上手に食べるレシピと、ちまたの噂の真実をご紹介します。夏野菜はまさに今が旬!きゅうりやトマト、なす、オクラなど、みずみずしい夏野菜が店頭に並んで購買意欲もそそりますよね。
そこで今日の番組では、「夏野菜は体を冷やす」「きゅうりは脂肪を分解してくれる」など夏野菜にまつわる様々なうわさを検証。さらに、栄養を無駄なく摂取できる上手な調理法もあわせて紹介!ビタミンCたっぷりのゴーヤのワタごと食べる料理や、みょうがや新しょうがを使った万能薬味の作り方など、番組で紹介された内容を記事にまとめましたのでぜひ参考にしてくださいね☆
夏野菜の噂の真実と、上手な食べ方・レシピ
水分の多い夏野菜を食べると体温が下がり、熱中症予防に効果的
よく「夏野菜を食べると体温が下がる」と言われますが、本当なのでしょうか。そこで番組スタッフ4人がきゅうりを2本ずつ食べ、体温の変化を調査すると、食べた直後に平均0.2度下がったことが分かりました。
きゅうりは水分を多く含んでおり、その水分量は2本分で約200ml(コップ1杯)。そのため、2本食べると冷たい水をたっぷり飲んだのと同じ効果が期待でき、体温を下げたと言えるようです。
あくまでも一時的なものですが、熱中症予防に効果とのこと。きゅうり以外にも水分量の多い野菜なら同じ効果が期待できるんだそうですよ!汗をかいた後は、野菜に塩をつけていただくとより効果的です。
夏にぴったりの万能薬味レシピ
和食料理人・野崎シェフが教えてくださった、万能薬味のレシピ。ごはん、魚料理、肉料理な様々な料理に合い、清涼感が夏にぴったりです。
▼作り方は下記記事でまとめております。
みょうがを食べると物忘れがひどくなる?は間違い
「みょうがをたくさん食べると物忘れがひどくなる」とよく言われますが、これは間違い。そのような事実はないそうです。
逆に、みょうがに含まれる香り成分「αピネン」という成分にはリラックス効果や集中力を高める作用があります。ただ、一般的な食事の中でみょうがを食べてもこの効果があるかは分からないとのことでした。
ビタミンCたっぷり!ゴーヤーをワタごと食べるレシピ2品
沖縄料理店料理長が教えてくださった、ゴーヤのワタごと食べられるレシピ。実はワタには、紫外線から肌を守ってくれる作用などがあるビタミンCがたっぷり含まれているんです。その量は果肉の約3倍も!
▼ゴーヤーのワタごと食べる「天ぷら」・「ひらやーちー」の2品の作り方を下記記事でまとめております。
●ゴーヤの苦みを抑えるには鰹節!
鰹節はゴーヤの苦み成分と吸着し、苦みを感じにくくしてくれます。ゴーヤー100gあたり、25gほどの鰹節を入れると効果的なんだそうですよ。ただし、「顆粒だし」だと水に溶けてしまうので、「削り節」や「粉末」を使うようにしてください。
きゅうりは体脂肪を分解する?は間違い
「きゅうりを食べると痩せる」とよく言われますが、実はこれは間違い。きゅりダイエットなんてのも流行しましたが、きゅうりの効果ではなかったんですね・・・結構ショックです(笑)
きゅうりには脂肪を分解する酵素「ホスホリパーゼ」が含まれているのですが、体についた脂肪を分解させる効果は期待できないんだそう。ホスホリパーゼが活用されているのは、工業製品や食品。油を取り出してマーガリンを作ることに使われていたり、油を落とす成分として化粧品などに活用されていたりされているようです。
ただ、きゅうりはほとんど水分なので、おやつ代わりに食べるようにすれば自然にダイエットに繋がるのかもしれませんね!
きゅうりに酢をかけるとビタミンCが酸化しにくくなる
きゅうりにはビタミンCが含まれていますが、酸素に触れるとビタミンCの効果が失われてしまいます。
ビタミンCにはいくつか種類があり、私たちがよくビタミンCと言っているのは「還元型ビタミンC」。これが酸素に触れると「酸化型ビタミンC」に変化し、ビタミンCがもつ抗酸化作用や疲労回復効果が失われてしまいます。
残念ながらきゅうりには「アスコルビナーゼ」という酵素があり、還元型⇒酸化型へ変わる速度を速める働きがあります。切らずに置いておいたきゅうりはほとんど酸化型に変わりませんが、切った状態で酸素に触れるとアスコルビナーゼの働きが活性化してどんどん酸化が進んでしまいます。
そこでオススメなのが、切ったきゅうりにはお酢やお酢の入ったドレッシングをかけておくこと。アスコルビナーゼは酸性に弱いため、酸化速度を緩めることができるんですね!
ちなみに、酸化型ビタミンCは体内に入ると再び還元型ビタミンCへと戻るのですが、酸化が進み過ぎると元に戻らないそうです。
オクラのネバネバを活用したふんわりお好み焼きレシピ
オクラはネバネバさせればさせるほど食物繊維が体内で働きやすくなり、食後の血糖値上昇を緩やかにしてくれます。ネバネバさせるポイントは、オクラをみじん切りにして断面積を増やすことと、水を加えること(刻んだオクラ4本に対し、水は小さじ2)。
▼オクラのネバネバを活用したふんわりヘルシーなお好み焼きの作り方を下記記事でまとめています。
まとめ
今回は、あさイチ(あさいち)で放送された夏野菜のレシピや驚きの真実をご紹介しました。
今は夏野菜は美味しくいただける時期ですよね!「夏野菜は体を冷やす」と言われていますが、本当にそうだったんですね(笑)今年も暑くなりそうですしマスクでより蒸し蒸しするので、熱中症対策に夏野菜は良いかもしれませんね♪
また、それぞれ食材には栄養素が含まれますが、より無駄なく摂取する調理法を知っておくことも有益ですよね。美味しくヘルシーな調理法を知って夏野菜を満喫していきたいものです☆
ぜひ参考にしてください!
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