2019年4月2日のテレビ朝日系列「林修の今でしょ!講座」で放送された、体にイイ回転寿司のネタベスト10についてご紹介します。医師100人が太鼓判を押す、健康長寿も食べている最強の寿司ネタが勢揃い♪サバ缶よりカルシウムが豊富なものや、認知症のリスクを下げるもの、花粉症の改善に効果的なものなど、それぞれの健康パワーと共にランキング結果をまとめました☆
体にいい回転寿司ネタランキングBEST10
回転寿司店によくあるメニュー59品の中から、現役医師100名が「健康を目指したい人はこのネタを食べるべき!」という観点から本気で格付けした最強の回転寿司ネタランキングです☆
第10位:いかオクラ納豆
回転寿司店では人気の軍艦巻きメニュー♪はま寿司では売れ筋なんだそうですよ☆
いか+オクラ+納豆の3つの食材を食べることで下記の健康効果が期待できます!
- 血圧の上昇を抑える
- 血糖値の上昇を抑える
- 血管を老けさせない
各食材の栄養素
いかにはタウリンが含まれており、血圧上昇物質を抑えて血圧が上昇するのを予防してくれます。血圧上昇物質は、寒暖差・酸素不足・睡眠不足・ストレスといった要因で放出されます。
オクラにはネバネバ成分が含まれており、糖質をコーディングして小腸の吸収を緩やかにし血糖値の急上昇を防いでくれます。
納豆にはペプチドが含まれており、血圧の上昇を抑えてくれます。
栄養が多いイカの部位
血圧の上昇を抑えるために家で手巻き寿司を作る場合は、イカのげその部分を使うのがオススメ!栄養成分は筋肉をよく動かすところに多い傾向にあるため、足の部分にタウリンがより含まれているんですね。
おいしさをUPさせるイカの調理法
いかは温度に敏感なので、イカの鮮度を落とさない下準備が大切!!布巾を活用します!
いかの皮むき
ひれの中央のところに布巾を使って指を入れ、皮を引っ張る。これで滑らずスルッとむけ、手の温度で鮮度が落ちるのを防ぐ。
いかの汚れを落とす
活いかは真水を吸収すると鮮度が落ちるため、できるだけ水洗いせず布巾で表面をふく。
第9位:こはだ
こはだは回転寿司ネタの中でもカルシウムを最も多く含んでおり、骨を強くして危険なつまずきを予防してくれます。特に70歳以降の女性はカルシウムが不足しがちなのでオススメのネタです!
ちょっと意外な気もしますが、小さい魚だからこそ小骨が多くカルシウムも豊富なんですね♪
骨を柔らかくする調理法
小骨が多いと食べづらくなってしまいますが、酢で締めることで小骨が柔らかくなります!
1、こはだを開く
2、臭みをとるため塩をふり20分おく
3、水で洗い塩を流す
4、洗ったこはだを酢につけて締める
5、酢につけたこはだを冷蔵庫で20分ほど寝かせる
6、酢からこはだを出し、さらに2~3日冷蔵庫で寝かせれば出来上がり!
骨のためになるサイドメニュー
骨を丈夫にするためには、カルシウム×ビタミンDを一緒に摂ることが大切!カルシウム単体では吸収率が低いのですが、ビタミンDは吸収率をアップさせ骨の質(弾力性)も良くしてくれます。
ビタミンDを多く含むオススメのサイドメニューは、だし巻き卵です☆
第8位:ねぎとろ
ねぎ×まぐろの相性は抜群!!
まぐろには疲労回復効果があり、ねぎのアリシンが血管を広げて疲労回復成分を行き渡らせ効果をアップさせてくれます!
ちなみに「ねぎとろ」という名前の由来って気になりますよね??
まぐろの「中落ち」と呼ばれる部位を使うのですが、中骨から身を「ねぎとる」作業をするため「ねぎとる」⇒「ねぎとろ」となったそうですよ。
第7位:大トロ
大トロには脂がたっぷり含まれており、EPA・DHAなどのオメガ3脂肪酸の含有量が回転寿司ネタの中でもトップクラス!お値段は高いですが、1貫食べるだけで1日のEPA・DHAの摂取目安量を摂ることができます☆
EPA・DHAには下記のような健康効果が期待できますよ。
- 血流改善
- 動脈硬化予防
- 高血圧予防
- 心臓病呼ぶ
- 脳卒中予防
- 認知機能改善
- 花粉症の改善
花粉症の改善
そもそも花粉症の症状は、免疫細胞が花粉に過剰に反応して起こるもの。EPA・DHAは免疫細胞の働きを抑えてくれるため、花粉症の症状を抑えてくれます☆
ちなみに、天然まぐろよりも養殖まぐろの方がEPA・DHAが多く含まれます(エサ・運動量の違いによるもの)。
第6位:まぐろの赤身
まぐろの赤身には下記2つの健康効果が期待できます。
- 疲労回復効果
- 筋力アップ
疲労回復効果
まぐろの赤身に豊富に含まれるイミダゾールジペプチドは疲労回復作用があるため、溜まった疲れを吹き飛ばしてくれます!そのため高齢者の方やお疲れ気味の方にオススメのネタ☆
そもそも疲れは筋肉に活性酸素が溜まることで細胞が傷つけられ発生するものなのですが、イミダゾールジペプチドは筋肉にたまった活性酸素を抑えてくれるんですね。赤身はまぐろの中心部分にあり、常に泳いで動かし続ける部位なのでイミダゾールジペプチドも多くなっています。
さらに赤身にはビタミンB6も豊富に含まれており、脂肪などを燃焼させてエネルギーに変換してくれるので疲れ知らずの体になりますよ♪
良質なたんぱく質で筋力アップ
赤身には良質なたんぱく質が含まれているので、筋肉をつけるにはもってこいのネタです!
まぐろのプロ(スシロー)が教える賢い食べ方
生のまぐろも冷凍のまぐろも、品質・栄養は変わりません。しかし、冷凍まぐろの解凍方法は意外と難しいですよね!そこで、魚のプロが鮮度を損なわない解凍方法を教えてくれましたよ☆
1、人肌と同じくらいの温度のぬるま湯を用意し、約3%の濃度になるよう塩を加える。
2、まぐろを1に入れ、一定時間解凍する。
常温で解凍するとドリップが出て味も栄養も損なってしまいますが、お湯を使うことで細胞が壊れにくくなり鮮度が落ちなくなるんですね。
第5位:しめさば
しめさばにはコエンザイムQ10が豊富に含まれており、下記のような健康効果が期待できます!
- ひざを元気にする
- 腰を元気にする
- 心臓を動かすエネルギーを作るのを助ける
心臓を動かすエネルギーを作るのを助ける
コエンザイムQ10は、心臓の働きをUPさせる3大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)を使いやすい形に変えてくれる働きがあります。全身に血液をしっかり循環させてあげることで、血管を丈夫に保ち臓器の病気を防ぐことができます!
さば×えびの天ぷらで栄養UP
コエンザイムQ10は油に溶けやすいため、えびの天ぷらなど油分を含むものと一緒に摂ることで吸収率をアップさせることができます!
名医オススメ!さば缶を使ったさばマヨ寿司
サバ缶には、コエンザイムQ10の他にもカルシウム・ビタミンD・DHA/EPAが生サバよりも多く含まれています。サバ缶×マヨネーズは、マヨネーズの油でコエンザイムQ10の吸収率もアップしてくれますよ☆
【サバマヨ寿司の作り方】
1、サバ缶にマヨネーズをあえる。
2、お好みで塩・こしょうをふり、海苔で巻けば出来上がり!
第4位:中とろ
中トロは、赤身と大トロの良いとこどりができるネタ♪
高タンパク&低脂質で疲労回復効果のある赤身、EPA・DHAを豊富に含む大トロの両方を兼ね備えています☆
第3位:納豆巻き
納豆は様々な栄養素が豊富に含まれるスーパーフードですが、中でも血管を老けさせない注目すべき3つの成分がこちら!!
- ナットウキナーゼ
- レシチン
- 大豆イソフラボン
ナットウキナーゼ
ナットウキナーゼは納豆にしか存在しない栄養成分で、血栓ができるのを予防し血液をサラサラにしてくれます☆ナットウキナーゼは熱に弱いのですが、納豆巻きは低温で食べるのでナットウキナーゼの働きを弱めません!
レシチン
レシチンは血管内の悪玉コレステロールを溶かして血管を丈夫にしてくれます。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは腸内細菌の働きでエクオールという成分に代わり、血管をしなやかにしてくれます☆
▼納豆の健康パワーについては過去にも番組で紹介されました!
第2位:あじ
あじは筋肉を老けさせないネタ!!特に高齢者の方にオススメです♪
注目は下記3つの栄養素!!
- タンパク質
- 脂質
- ビタミンD
あじには豊富なタンパク質、適度なEPA・DHAが入った脂質、ビタミンDが含まれています。
タンパク質は筋肉の材料となり、EPA・DHAやビタミンDは筋肉の合成を高めて分解を抑えてくれます!
ちなみに1回の食事で20g以上のタンパク質を摂ることで筋肉がつきやすくなるようで、あじのお寿司だったら4皿でOKです♪
あじを食べた後にやりたい簡単筋トレ「お寿司deランジ」
大腰筋を鍛えつまずきを防ぐことができる簡単筋トレ方法です!
1、両手を腰に当てて真っすぐ立つ。
2、片方の足で大きく一歩前に踏み込む。余裕のある人は足をできるだけ遠くに踏み出す。
3、後ろの足の力で元の体勢に戻す。
4、同じ足で、2~3を10回繰り返す。
5、反対側の足も同様に行う。
2日に1回程度行うと効果的です☆体勢がきつい場合は机に手をつきながらでもOKですよ☆
第1位:いわし
いわしは日本の漁獲量でNO1!最近はサバに次ぐ健康魚としても注目されていますよね♪
EPA・DHAが豊富で栄養素のバランスが良い魚なのですが、特に注目すべきはビタミンD!含有量はトップクラスで、いわし寿司をたった1皿食べるだけで、ビタミンDの1日の必要摂取量をカバーできちゃいます☆
ビタミンDは骨を強くするカルシウムの吸収を助けてくれるため、骨粗鬆症になりやすい女性にオススメのネタです☆
ビタミンDはがんのリスクを減少させる
最新研究でビタミンDはがんのリスクを減少させる可能性があることが判明!血液内のビタミン濃度が低いとがんの発症率が高いことが分かったのです。
ビタミンDは、食事から摂る以外に日光をしっかり浴びることでも体内で作成されます☆
お寿司と一緒に食べるべき最強サイドメニューBEST3
第3位:茶碗蒸し
茶碗蒸しに使われる卵の成分コリンが、お寿司に使われている酢飯の糖質や脂質を優先的にエネルギーに変えてくれます!
そのため、余分な脂質や糖質が体に溜まりづらく太りづらくなります♪これは嬉しいですね☆
第2位:枝豆
枝豆は、魚のカルシウムとの相性抜群!
枝豆に含まれる大豆イソフラボンは、骨を破壊する細胞の働きを抑えてカルシウムが溶け出るのを防いでくれます!
ちなみに、枝豆を食前に食べると血糖値の急激な上昇も抑えてくれますよ☆
第1位:あおさの味噌汁
あおさの味噌汁に含まれるマグネシウムと魚のEPA・DHAがアディポネクチン(長寿ホルモン)の分泌を促進し、血管が老けるのを防いで丈夫にしてくれます!
あさりに含まれる亜鉛は髪の毛や肌も元気にしてくれるので、お寿司と一緒にぜひ注文したい一品ですね。
まとめ
今回は、名医100名が選んだ体にいい回転寿司のネタランキングTOP10と健康効果についてご紹介しました!
まとめると・・・・
- いかオクラ納豆(10位):3つの食材のトリプルパワーで血管を老けさせない
- こはだ(9位):回転寿司ネタの中でカルシウム量NO1であり、ビタミンDと一緒に摂ると骨を丈夫にするのに効果的
- ねぎとろ(8位):アリシン×まぐろで、疲労回復効果をアップ
- 大トロ(7位):1貫食べれば1日のEPA・DHA摂取目安量をほぼクリアする
- 赤身(6位):イミダゾールジペプチドなどが豊富に含まれており疲労回復効果がある
- しめさば(5位):ひざ・腰・心臓を元気にするコエンザイムQ10が豊富
- 中トロ(4位):赤身と大トロの良いとこどりができるネタ
- 納豆巻き(3位):3つの栄養素のトリプルパワーで血管を老けさせない
- あじ(2位):豊富なタンパク質、適度な脂質、ビタミンDが筋肉を老けさせない
- いわし(1位):豊富なビタミンDが骨を丈夫にする
回転寿司はネタ数も多くなってきて、行くだけでワクワクしますよね♪皆さんの好きなネタはランクインしていましたでしょうか?。
今度回転寿司に行かれる際は、是非今回のランキングを参考にしてみてくださいね。