2019年1月21日放送「ヒルナンデス!」で放送された、栄養を無駄にしない調理法・食べ方(栄養クイズ)についてご紹介します。好評につき第6弾で、今回は冬グルメが題材♪
教えてくれたのは、ベストセラー本『その調理、9割の栄養捨ててます』の監修者・濱裕宣先生。
今回は、インフルエンザ予防に効果的な長ネギや人参、みかん、鮭などをピックアップ!!
冬の料理に役立つ、栄養を最大限に摂取する調理法やオススメの食べ方をまとめます☆
栄養を無駄にしない調理法・食べ方第6弾
「栄養を無駄にしない正しい調理法・食べ方」は、大好評で今回が第6弾となりました!!
これまでにも様々な食材が取り上げられてきましたが、今回は冬に知っておきたい食材がテーマ♪
⇒これまでに紹介された内容をみる
食材には様々な栄養素が含まれますが、間違った調理法や食べ方をすると最大で9割も大損する可能性があります。
最大限に栄養を摂取するためには、茹で方・焼き方・切り方・保存方法・食べ方などを少し変えるだけでOK!!
今日からすぐに始められる、食べ方のコツが分かりますよ(*^^*)
人参
豚汁を作る時に人参の皮をむく人も多いと思いますが、これでは栄養を大損してしまいます。
人参は中心部より外側の方が栄養が多く含まれており、例えばβカロテンは中心部の2.5倍も!!
皮をむかずにそのまま使うようにしましょう。
ちなみに、人参を水洗いしたりヘタを取るのは栄養的に問題ありません。
根菜類は根の栄養が葉の成長に使用されるため、葉やヘタはむしろ早い段階で切り落とした方が効果的です。
これは、大根やカブも同様です。
また、人参に含まれるビタミン類は空気に触れると効果が低下してしまうため、さいの目切りや細切りではなく、皮付で乱切りにするのがオススメです☆
長ネギ
鍋焼きうどんに使われる長ネギは、焼いてから鍋に入れると美容効果が2倍以上になります。
多くの野菜は加熱でビタミンが失われるのですが、長ネギは油で焼くとパワーアップする珍しい野菜!!
美肌効果のある抗酸化力は、約2.5倍にもなるんです。
女性には嬉しいですよね☆
また、長ネギに含まれるビタミン類は水溶性のため、焼いてから鍋に入れることで煮る時間が短くなり、栄養の流出を防ぐこともできます。
ちなみに、長ネギは白色の部分と緑色の部分がありますが、それぞれ下記の栄養素が含まれます。
●白い部分 ⇒ 殺菌効果のあるアリシンが豊富
●緑の部分 ⇒ インフルエンザ予防効果のあるフルクタンが豊富
そのため、緑色の部分まで食べると効果的です!!
緑の部分が食べづらい場合は、みじん切りにして炒め物やお味噌汁に入れると美味しく食べれますよ☆
みかん
みかんは、白い筋をとって食べるとビタミンCを大損してしまいます。
ビタミンCの体内吸収率を上げてくれる成分「ビタミンP」は白い筋に多く含まれており、その含有量は最大で実の約300倍!!
白い筋をつけたまま食べることで、ビタミンCの体内吸収率が大幅にUPするんですね。
また、コレステロール値を下げるペクチンも実の約4倍含まれます。
鮭
鮭は、トマトと一緒に料理することで美容効果が大幅にUPします。
鮭には美容効果が高いアスタキサンチンが豊富に含まれており(ビタミンEの1000倍の効果)、トマトにも美容効果のあるリコピンが含まれています。
アスタキサンチンとリコピンで、美容の相乗効果が期待できるというわけですね!!
なお、鮭×トマトは花粉症にも効果的です。
鮭とトマトの洋風ホイル焼きのレシピ
鮭とトマトを使った、先生オススメの簡単レシピです。
材料や作り方は下記でまとめています☆
ブロッコリー
ブロッコリーに含まれる「グルコシノレート」という成分は、酵素と結びつくとがん予防効果が期待できる「スルフォラファン」に変身します。
酵素は、ブロッコリーを切ってからしばらく置く(4~5分)ことで発生します。
切り方は、できるだけ細かく切るのがオススメ!
酵素がより多く発生します☆
酵素は熱に弱いため、切ってすぐに加熱すると壊れてしまうのでやめましょう。
なお、ブロッコリーを下茹でする方も多いと思いますが、ブロッコリーに含まれるビタミン類は水に溶けやすいため、下茹でせずに電子レンジ調理がオススメです。
まとめ
今回は、前回から引き続き話題本から学ぶ「栄養を捨てない調理方法・食べ方」についてご紹介しました。
栄養を考えて食材を選んでも、調理や保存の段階でせっかくの栄養を捨ててしまっては勿体ないですよね!
知っているのと知らないのとでは大きな差が出ます。
皆さんも是非参考にしてみてくださいね。
●【ヒルナンデス】その調理、9割の栄養捨ててます第5弾!お餅・椎茸・いちご・骨付チキンなど!(12月17日)
●ヒルナンデス オクラ・しじみ・なす・さつま芋・ピーマン・トマトの栄養を捨てない調理法、食べ方!
●ヒルナンデス ゴボウ・豚肉・枝豆の栄養を捨てない食べ方、調理法!
●ヒルナンデス 卵・人参・納豆・きゅうり・ブロッコリーの栄養を捨てない食べ方、調理法!
●トマト・じゃがいも・玉ねぎ・きのこの正しい保存法&調理法
番組で紹介された本
番組で取り上げられた話題本「その調理、9割の栄養捨ててます」」はこちらです☆
主婦の間で大人気となっています。