2018年11月21日のフジテレビ系列「ホンマでっか!?TV」で放送された、幸せになるお金の使い方についてご紹介します。教えてくれたのは、投資信託評論家の篠田尚子先生や、遺産相続評論家の曽根恵子先生ら専門家の方々。
ゲストに大久保佳代子さんを迎え、どうお金を使えば幸せになれるかを教えてくれましたのでまとめます☆
他人のためにお金を使うと健康になる
65~85歳の高齢者を2つのグループに分け、実験したデータがあります。
毎週40ドルを渡し、それぞれのグループでお金の使い道を下記のように決めました。
●Aのグル―プは自分のために
●Bのグループは他人のために
この結果、他人のためにお金を使ったBのグループは血圧が下がったそうです。
これは、運動や健康的な食事と同じくらいの効果なんだとか。
他人も幸せにできて、自分も健康になれるのは素晴らしいことですね。
2020年までに遺言書を法務局に預けられるようになる
おひとりさまの場合、遺言書を事前に書いたとしても見つからない場合がありますよね。
相続人がいなく遺言書も無い場合、その方の財産は国に帰属されるようになります。
なんと、年間約440億円ものお金が国に帰属されているそうです。
しかし、2018年に相続関連の民法が改正され、2020年までに遺言書を法務局に預けられるようになるとのこと。
財産を託す人や遺言を執行してくれる人に「法務局に預けてあるよ」と伝えておけば、自分の遺言を確実に実行することができます。
これならば安心して遺言書を残すことができますね。
人生最後のレガシーギフトが注目されている
おひとりさまや子供のいない夫婦のような、相続人がいない層は増加傾向にあります。
これらの人達が「自分の遺産を社会のために使って欲しい」と贈るのがレガシーギフト。
レガシーギフトとは、遺贈という意味なんだそうです。
例えば、犬が好きな人は救助犬を支援する団体にレガシーギフトを送ったり、お世話になった母校に送るなど。
自分の遺産をどう使うか、早めに決めようとする動きが今注目されているようです。
遺言書でも良いですが、自分が生きているうちに希望の場所へ贈るのも幸福感を得られるお金の使い道かもしれませんね。
戒名は自分でつければ無料に
戒名とは、仏式でお葬式を行った際に寺院から授けられるもの。
無料ではなくランクがあり、約200万円といった高額な額を支払うこともあります。
しかし、戒名を自分でつければ無料になるそうです。
今注目はインドの投資信託
投資信託とは、ファンドマネージャーにお金を託して運用してもらい、利益を還元してもらえる仕組み。
基本的には3~5年の長期運用を目的とした金融商品です。
国内には投資信託は約6000本もあり、希望すれば外国にも投資することができます。
中でも今注目を集めているのは、インドの投資信託!!
若年人口が多く将来性があり、政治や経済にマイナス面が少ないというのが理由のようです。
今までの実績だと、基準価額が3~4倍になった時期もあるんだとか。
投資信託を行っている人の約6割の人が利益が出ているそうですが、1つのものに固執したり、短期間で利益を目指すと損益が出やすいそうです。
初心者でも手軽に始められるおつり投資
おつり投資とは、投資のハードルを下げるためにアメリカで始まったシステム。
その名前のとおり、クレジットカード・電子マネーで買い物したおつりを自動的に投資するというものです。
例えば、金額の単位を自分で「100円」と設定しておきます。
このとき、320円の買い物をしたら、80円(400円ー320円)が自動的に投資に回されるということになります。
手軽に始められそうですが、一定の手数料もあるため、ある程度利用しないとマイナスになる可能性もあるそうです。
物欲がない理由
物欲がなく、お金の使い道があまりないという人もいますよね。
心理学的にみると、物欲がない理由として下記があげられるそうです。
- もともと欲しがらない性格
- 社会的に充足しているから
- 子どものころにお小遣いが少なかった
●もともと欲しがらない性格
→幼少期から、物への執着心があるタイプとないタイプに分けられる。
●社会的に充足しているから
→「物欲+社会的充足感」の値は常に一定。そのため、例えば仕事がうまくいかなくなったら物欲が出てくる。
●子どものころから小遣いが少なかった
→急に大金を得ると使い方が分からない。
個人的には、物欲がないなら無理してものを買う必要はないかと思います。
それこそ、他人のために使うのも良いかもしれませんね☆
年収が高い人の方が値切る
アンケート調査で、高収入な人ほど値切ることが多いことが判明!
買い物をしていて値切る人の割合を年収別でみてみると、
- 年収300万円未満の人⇒34.3%
- 年収700~1000万円の人⇒58.3%
高収入の人ほど圧倒的に値切る人が多く、節約意識が高いことが分かりました。
しかし、幸福感を得るためには使った方が良い、というのが次の項目です。
幸せなお金の使い方
手にするお金には、2種類あります。
- 必然の報酬
- 偶然の報酬
必然の報酬とは、仕事をしてもらった給料のこと。
偶然の報酬とは、お年玉や宝くじなどで得たお金のこと。
それぞれ、幸福感を得るための使い方が変わります。
●偶然得た報酬
→貯めた方が幸福感が高い。神からの祝福のお金であるため。
●必然の報酬
→使った方が幸福感が高い。努力して得たお金は、使った方が幸せを感じて次に繋がる。
自分で一生懸命働いて稼いだお金は、貯めるのではなく使うことで「また次も頑張ろう!」と思えるんですね。
自分へのご褒美、というのもよく聞きますよね。
逆に運よく手にしたお金は、神様からの祝福だと思って大切に貯めておくのが1番。
「ラッキー、●●に使おう!」なんて簡単に使ってはダメということですね。
まとめ
今回は、幸せになるお金の使い方についてご紹介しました。
お金というのは、使い方を間違えれば人生を狂わす可能性もありますよね。
使い道は人それぞれですが、せっかくならお金を使って幸福感を感じたいですよね。
是非参考にしてみてくださいね。