2018年10月31日のNHK「ガッテン」で放送された、免疫力をアップさせる方法をご紹介します。免疫力が低下すると、風邪・肺炎・がんなど様々な病気にかかりやすくなります。
そこで今回番組では、にんにく・乾布摩擦・足湯など、ちまたで知られている様々な免疫力を上げる方法を徹底検証!
最も効果のある方法、最大のポイントをご紹介していきます。
免疫力とは?
免疫力とは、私たちの体に無くてはならないもの。
そして、免疫力の正体はリンパ球。
白血球の一種で、様々なウイルスやがん細胞などから体を守ってくれる免疫細胞です。
ウイルスが細胞に入ると体に悪影響を及ぼしますが、このリンパ球は血管をパトロールしてウイルスを見つけると、攻撃して退治する働きがあります。
私たちの強い味方ですね!
しかし、免疫力(リンパ球)が低下すると、パトロールが間に合わず感染細胞やがん細胞が繁殖して様々な症状が悪化してしまうのです。
リンパ球をコントロールすればスーパー免疫に
普段のリンパ球が他人より少なくても、免疫力が高く風邪をひきにくい場合もあります。
その人は、リンパ球を急激に増やすことができるリンパ球コントロールが身についている状態なんです!
その秘密は、リンパ節!
リンパ節とはリンパ球が待機している場所のこと。
リンパ節の中にはベッドのような「ストローマ」と呼ばれる場所があり、「ケモカイン」という良い香りが漂っていてリンパ球にとって心地良い空間となっています。
心地良いので、リンパ球はリンパ節の中についつい留まってしまいがちですが、パトロールしてくれないとウイルスを退治できませんよね。
しかし、実はこの空間にいること自体も大切。
病原体が運ばれてリンパ球が学習する場所になっており、パトロールの効率を上げる大事な場所でもあるんです。
リンパ球の大事な働きをまとめると、下記2つ。
- パトロールしてウイルスを退治する
- リンパ節の中での学習
この2つの働きをどちらもバランス良く活性化させることで、スーパー免疫力をつけることができるのです!
そこで鍵になってくるのが、交感神経です!
リンパ球をパトロールさせるには?
リンパ球は、居心地の良いリンパ節に留まりがちです。
パトロールのための学習をしてくれるので無駄ではありませんが、やはり血管をパトロールしてウイルス退治をしてくれないと意味がないですよね。
血管をパトロールさせるためには、交感神経をゆるませることが大切です。
リンパ節にはびっしりと交感神経が絡みついており、交感神経がゆるむことでリンパ球を血管へと送り出すことができます。
しかし、睡眠不足・激しい運動・ストレスなどが生じると交感神経が活性化し、リンパ節は出入り口を塞いでリンパ球を中に留めてしまいます。
交感神経をゆるめるためには、下記2つが大切!
- 十分な睡眠(7時間以上)
- 日中、積極的にリラックスする
睡眠は、一日で最も交換神経がゆるまる時間です。
日中にも適度にリラックスして交感神経をゆるめることで、スーパー免疫力をつけることができます!
免疫力アップランキングBEST20
第20位:お笑い
第19位:温冷浴
第18位:にんにく
第17位:コーヒー
第16位:タッチケア
第15位:ストレッチ
第14位:乾布摩擦
第13位:体操
第12位:入浴
第11位:筋トレ
第10位:人にやさしくする
第9位:マッサージ
第8位:首にねぎ
第7位:首にマフラー
第6位:緑茶
第5位:音楽鑑賞
第4位:瞑想
第3位:足湯
⇒足が温まると血管が広がり、交感神経が緩みます。ただし、熱すぎるとかえって交感神経が緊張してしまうので、適度な温度にしましょう。
第2位:ウォーキング
⇒軽度の運動はリラックス効果があります。
第1位:昼寝
⇒眠らなくても横になるだけで交感神経が緩まります。おすすめは午後1~3時に30分以内の昼寝をすることです。
まとめ
今回は、免疫力を上げる方法についてご紹介しました。
これから寒くなってくると風邪をひきやすくなってきますよね。
しかし、免疫力をアップさせて病気になりにくい体を作れば、いつまでも健康でいることができます。
是非参考にしてみてくださいね。