2018年10月23日「林修の今でしょ!講座」で放送された、緑茶の健康パワーをご紹介します。今回番組では、健康長寿が良く飲むお茶ランキングベスト10を発表!それぞれの特徴や栄養パワーなどを教えてくれました。
ここでは、第1位になった緑茶の血管に良い作用や、医学的に正しい淹れ方などについてご紹介していきます☆
緑茶は血管に良い!
緑茶に含まれる「エピガロカテキンガレート(主要なカテキンの1つ)」は血管の悪玉コレステロールを減らす働きがあり、血管の詰まりを予防してくれる作用が期待できます。
具体的な作用はこちら。
- 小腸から吸収されるコレステロールを減らす
- 吸収されなかったコレステロールを体外へ排出する
そもそも、食事でとったコレステロールは小腸で吸収され、血管の中へ入ります。
少しの量なら問題ないのですが、大量にとると血管にたまり、一部が悪玉コレステロールへと変化して血管の詰まりの原因になります。
このとき活躍するのが、エピガロカテキンガレート!
小腸に吸収されるコレステロールを減らし、吸収されなかったコレステロールも体外へと排出してくれるんですね!
血管が詰まると心筋梗塞・脳梗塞のリスクが高くなり、最悪寝たきりになってしまう可能性があります。
緑茶はこれらの病気を予防する頼もしい味方ということです。
緑茶の効能については、別番組でも多く取り上げられてきました!
●【ジョブチューン】糖尿病は緑茶・かかと落とし運動で予防改善!病気の簡単チェック方法も!
●【ソレダメ】クルミ+緑茶はダイエットに効果的!動脈硬化・認知症も予防できる!
●【主治医が見つかる診療所】緑茶でダイエット!正しい入れ方で、2時間おきに飲むと効果的!
医学的に正しいお茶の飲み方
緑茶の血管に良い成分が多く出る淹れ方は?
緑茶に含まれる血管に良い成分「エピガロカテキンガレート」が多く出るように淹れるには、温度がポイント!
カテキンが1番出やすい温度は70~80℃なので、熱々のお湯ではなく少し冷ますようにします。
【淹れ方】
1、ポットのお湯を湯吞みに注ぎ、1分ほど冷ます
2、湯吞みから急須に戻し、1~2分ほど冷ます
3、急須から湯吞みに注いで飲む
脳梗塞のリスクを低下させるには、緑茶を1日何杯飲む?
脳梗塞のリスクを低下させるには、緑茶を1日5杯以上飲むようにします。
これは、東北大学の研究によって照明されたデータです。
さらに、静岡県が行った最新の調査では、静岡県に住む100歳以上の8割が緑茶を1日5杯以上飲んでいるということも判明しています!
ただし、緑茶にはカフェインも含まれるので飲みすぎには注意!
1日10杯程度までにしましょう。
血管にコレステロールをためない、緑茶を飲むベストタイミングは?
血管にコレステロールをためないためには、食後3時間に飲むようにします。
食事からとったコレステロールは、約3時間で小腸に吸収されます。
そのため、このタイミングを見計らって緑茶を飲むことで、コレステロールの吸収を抑えることができます。
緑茶のエピガロカテキンガレートを最大限にとれる究極の方法は?
お茶がらを食べることで、緑茶のエピガロカテキンガレートを最大限にとることができます。
実は、お茶がらには全体の約6割のカテキンが残っているため、捨ててしまうともったいないですよね!
お茶がらレシピ
健康長寿の方が教えてくれた、お茶がらを美味しく食べられるレシピです。
- お茶がらチャーハン
- お茶がらスムージー(お茶がら+豆乳+リンゴジュース+バナナ)
- お茶がらとじゃこの和え物
- お茶がらポン酢(お茶がら+かつお節・ポン酢)
- お茶がらの天ぷら
緑茶はレバーと一緒に摂らないようにする
緑茶に含まれるタンニンは、鉄分の吸収を抑制する働きがあります。
もともと鉄分は体内に10%程度しか吸収されない栄養素のため、貧血気味の人は鉄分と緑茶を一緒にとるのは避けるようにしましょう!
まとめ
今回は、緑茶の健康パワーについてご紹介しました。
ポイントをまとめると・・・・・
- 健康長寿が最もよく飲むお茶は、緑茶
- 緑茶のカテキンは血管の詰まりを防ぐ作用がある。70~80℃に少し冷まして飲むと効果的。
- 緑茶は1日5杯以上・食後3時間に飲むと、脳梗塞やコレステロール予防に効果的
- お茶がらを食べれば、血管に良いカテキンを最大限にとれる
是非参考にしてみてくださいね。