2018年10月15日「ヒルナンデス!」で放送された、正しい掃除のやり方をご紹介します!教えてくれたのは、話題本『健康になりたければ家の掃除を変えなさい』の著者・松本忠男さん。
松本さんは病院清掃30年という経歴を持たれている方で、病気の原因となる雑菌を効率的に取り除く掃除法を知り尽くしたプロ中のプロ。
正しい掃除機のかけ方や、トイレ・リビングの掃除術などをご紹介していきます☆
間違った掃除方法は健康を害する!
家の中にはインフルエンザ・ノロウイルス・花粉・ダニ・カビなど、様々な病気の原因となる雑菌(ホコリ)が存在しています。
掃除は家をキレイにするために行いますが、間違った掃除のやり方をしてしまうと、病原菌を含むホコリをまき散らすことになり健康を害するリスクが高まります。
例えば、
・フローリングの床を水拭きする
・掃除機をかける時に換気をする
はNG!
そこで、清掃のプロが教えてくれた正しい掃除術をご紹介していきます☆
松本先生は、以前別番組でも様々な掃除テクニックを教えてくれました!
掃除機をかける時は換気をしない
掃除機をかける時に窓を開けながらすると、家中に病原菌をまき散らしてしまう可能性があります。
掃除中は、掃除機の排気口から出る風によってホコリが空中に舞いがっています。
そのため、窓を開けてしまうと掃除しづらい場所にホコリが飛んでいってしまうんですね。
エアコンの風も同様です。
そのため、掃除機をかける時は窓を閉めてエアコンの電源を切ることが大切。
舞い上がったホコリは20分ほどで下に落ちてくるため、掃除機をかけてから20分ほと経ってから換気をすればOKです。
掃除機はゆっくり後ろに引いてかける
カーペットに掃除機をかける時のポイントはこちら!
- スピード
- かける方向
掃除機は素早く動かしがちですが、これではカーペットの表面の汚れしか取れません。
日本製のほとんどの掃除機のブラシは前回転になっているため、1秒間に約20cmのゆっくりしたスピードで後ろに引いてかけるようにすることで、カーペットの毛が立ち、隙間に詰まったホコリまでキレイに吸引することができます。
ゆっくり掃除機をかけるのは、3か月に1回程度で問題ありません。
普段は目に見える汚れだけ掃除機をかければOKです。
フローリング掃除は乾拭きする
部屋の隅や家具の足元に集まるホコリは、
・皮脂
・髪の毛
・食べかす
と合わさって様々な細菌の温床になります。
フローリングは水拭きをして掃除しがちですが、逆にこれらのホコリがこびり付いてしまったりフローリングの傷に入り込んだりして、感染症のリスクが高まります。
そのため、乾拭きをしてホコリを集めて回収するように掃除するのが正しいやり方。
乾拭きでとれない脂汚れなどは、下記のように掃除します。
【やり方】
1、80℃の湯で溶かした重曹水を汚れに吹きかける
2、3分後にマイクロファイバークロスを押し付けて取る
拭き掃除はS字をかいて効率アップ
拭き掃除をする際、ごしごしと雑巾をこすって掃除をしがちですが、これはNG。
ホコリが飛散してしまい取り残しが出てしまいます。
正しいやりやり方は、緩やかなS字をかくように拭きます。
向きを変える時は、雑巾をUターンさせながら雑巾の先頭は変えないようにし、ほこりを集まるように拭いていくのがポイントです。
フローリングワイパーなどを使うときも同様です。
トイレ掃除
家の中でも病原体を含んだホコリが多い場所は、トイレ。
トイレットペーパーや洋服を脱いだ時に出る綿によって、大腸菌や黄色ブドウ球菌が繁殖しやすい環境になっています。
掃除をする際に大事なのは、順番。
1、壁
2、床
3、便器
まずは、ホコリが多く付着している壁や床から掃除をし、最後に便器を掃除します。
便器の中はキレート剤入りの中性洗剤で掃除をし、
便器の外側はトイレ用除菌シートで拭きます。
最後に水を流す場合は、汚れが飛び散らないように蓋を閉めて流します。
忙しくて中々掃除をする時間がない場合は、ふたや便座の手前側・水洗レバーを優先的に掃除をするようにすると良いそうですよ。
まとめ
今回は、病院清掃のプロが教えてくれた正しい掃除方法についてご紹介しました。
せっかく掃除をしても、間違ったやり方では逆効果になってしまいます。
家は毎日過ごす大切な場所。
正しい掃除術をマスターして雑菌を取り除き、健康的な環境を作っていきましょう♪
是非参考にしてみてくださいね。