2018年10月13日「ジョブチューン」の病気の危険度チェックSPで放送された、尿トラブルの予防改善に効果的な運動のやり方や、控えた方が良い食べ物などをご紹介します。教えてくれたのは、泌尿器科医の関口由紀先生。
簡単にできる尿トラブルの危険度チェック方法も必見です!
尿トラブルの危険度チェック方法
尿もれ・頻尿といった尿トラブルは、
- 骨盤底筋のゆるみ
- 膀胱に溜めておける尿の量の低下
- 尿を我慢できる能力の低下
によって起こります。
中でも骨盤底筋のゆるみが主な原因。
骨盤底筋とは、膀胱の下にある筋肉で排泄をコントロールしていますが、出産や老化で緩んでしまいます。
女性は40歳以降、男性は70歳以降から要注意です。
では、下記項目をに該当するかをチェックしてみてください。
3個以上該当する場合は要注意、5個以上当てはまる人は腎臓や膀胱に問題がある可能性があるため、一度病院で診察してもらった方が良いという方です。
- 40歳以上である
- 咳やくしゃみでオシッコが漏れてしまうことがある
- 日中トイレに8回以上行くため困る
- 夜間トイレで1回以上起きるため困る
- 比較的猫背である
- アルコール・炭酸飲料・コーヒー・緑茶などを1日3杯以上飲む
- 便秘気味である
- おしっこが長いと感じる
- おしっこのキレが悪いと感じる
尿もれ・頻尿に良くない食べ物
わさびや唐辛子など、辛味の強い香辛料は尿意を催します。
また、発酵食品も要注意。
- チーズ
- ヨーグルト
- キムチ
- 納豆
発酵食品は健康に良い食材ではありますが、含まれるチラミンという成分が神経を興奮させ、膀胱を刺激してしまうそうです。
尿トラブルを予防改善する運動
尿もれ・頻尿を予防改善するためには、トイレに行く回数を1日4~8回に抑えることが効果的。
トイレに行きたいと思っても、ぐっと我慢することで尿トラブルを改善することができます。
そして、下記運動は骨盤底筋を簡単に鍛えることができるのでオススメです。
【やり方】
1、腰に手を当てて立ち、片足だけ前に出したり引っ込めたりを2回繰り返す
2、3回目は、足を前に出したまま3秒間キープする
3、その状態で、息を「はっ」と吐きながら3回腰を落とす
4、反対側の足も同様に行う
まとめ
今回は、名医が教えてくれた尿トラブルの予防改善方法についてご紹介しました。
発酵食品は健康に良い食材ではありますが、尿トラブルには良くないんですね。
頻尿などが続くと外出もおっくうになってしまうので、今回先生が教えてくれた簡単運動を是非参考にしてみてくださいね。