2018年10月2日放送の朝日放送テレビ「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で、つまずき転倒予防に効果的なを足のセンサーを改善する運動のやり方が紹介されました!教えてくれたのは、伊奈病院整形外科部長の石橋英明先生。
つまずき転倒を防ぐために下半身の筋力を鍛えますが、実は、足のセンサーも大切。
足のセンサーとは何かや、それを劇的に改善する1日5分の簡単運動のやり方・効果などをご紹介していきます☆
つまずき転倒は、足のセンサーも原因だった
転倒やつまずきは、怪我や骨折に繋がり、最悪寝たきりになる可能性もあります。
最大の原因は下半身の筋力の衰えですが、
- つまずいてもその場で踏ん張れる
- 踏み出した一歩で体を支える
といった転ばぬ先の一歩が出せるかは、下半身の筋力の問題だけではないのです。
この「転ばぬ先の一歩」を出せるか出せないかを左右するのが、足のセンサー(筋紡錘)。
スネとふくらはぎの筋肉にはセンサー(筋紡錘)があり、センサーが働いていれば転倒のリスクを減らせるのです。
足のセンサーをチェックする方法
番組では、「バスが発車・停車した際に踏ん張れるかどうか」で足のセンサーが働いているか否かをチェックしていました。
足のセンサーがしっかり働いている人は、後ずさりでしっかり踏ん張ることができました。
一方、足のセンサーがうまく働いていない人は、踏ん張り切れずヨロヨロとしてしまいました。
これは、バスの揺れが起き始めてから筋肉が反応するスピードの差。
足のセンサーが働いていれば、センサーが異常を察知し瞬時に筋肉を動かすためしっかり踏ん張れますが、うまく足のセンサーが働いていないと、筋肉を動かすタイミングが遅れて踏ん張れず転倒してしまうのです。
足のセンサーを活性化する方法「ボックスステップ」
足のセンサーは、加齢や運動不足によって衰えていきます。
しかし、足のセンサーを活性化し若々しく保つ方法があります。
それは、ボックスステップ!
ボックスステップとは、歌謡曲などの振り付けでも使われている足を交差させるステップのこと。
これにより、
足を交差させると体のバランスが崩れる
↓
足のセンサーが働く
↓
繰り返し行うことでセンサー機能が高まる
といった効果が期待できます。
【やり方】
- 足を肩幅に開いて立つ
- 右足を交差させるように左足の前に出す(1歩目)
- 左足を交差させるように右足の横に出す(2歩目)
- 右足を元の位置に戻す(3歩目)
- 左足を元の位置に戻す(4歩目)
- 4歩をワンセットとし、好きな曲などにあわせて1日5分行えばOK。
初めはゆっくりなテンポの曲で行い、餡れてきたらテンポの速い曲で行うのも効果的です。
早ければ1週間程度でも足のセンサーの改善が期待できるそうです。
まとめ
今回は、つまずき・転倒予防に効果的な簡単運動についてご紹介しました。
要点をまとめると・・・・
- 転倒つまずきは、下半身の筋力だけでなく足のセンサーも原因
- 足のセンサーがうまく働いていると、筋肉の変化を察知して瞬時に踏ん張ることができる
- 足のセンサーを活性化するためには、ボックスステップが効果的
皆さんも是非参考にしてみてくださいね。