2018年6月20日「美と若さの新常識」のカラダのヒミツSPで放送された、痩せる褐色脂肪を増やす寒冷刺激の方法、効果についてご紹介します。肥満の原因である脂肪でも、逆に脂肪を燃焼させてダイエットに繋がる働きをもつ良い脂肪(褐色脂肪)があることが判明。
脂肪研究をリードする専門家が教えてくれた、痩せることに繋がる褐色脂肪を活性化・増加させる『寒冷刺激』の方法と、その効果をまとめています。
痩せる脂肪の正体とは?
人の体には、「白色」と「褐色」の2種類の脂肪細胞があり、一般的に知られているのが白色脂肪細胞です。
太った時は、白色脂肪細胞が大きくなります。
一方、鎖骨付近に集中しているのが、褐色脂肪細胞。
白色脂肪細胞と同じ脂肪細胞でありながら、脂肪を燃やして熱を作るヒーターのような役割をします。
脂肪細胞のため中に脂を溜め込んでいますが、寒さを感じると、体温を上げるために自分の脂を使って熱を出します。
さらに、自分の脂が足りない場合は白色脂肪細胞の脂も使うため、ダイエットに繋がるのです。
痩せる脂肪「褐色脂肪」は加齢とともに激減!
褐色脂肪を一番多く持っているのは、実は赤ちゃん。
加齢とともに減少していき、60代ではほとんどの人が持っていない状態になります。
しかし、個人差は大きい為、いくら食べても太らない人は褐色脂肪を多く持っていると考えられます。
赤ちゃんの時にもっていた褐色脂肪を増やすのは無理ですが、同じ働きをする「ベージュ脂肪細胞」を増やすことは可能です。
ベージュ脂肪細胞は白色脂肪細胞が変化して生まれる細胞で、褐色脂肪と同じようにヒータの働きをしてくれます。
そのため、ベージュ細胞も今や褐色細胞と呼ばれています。
痩せるに繋がる褐色脂肪は「寒冷刺激」で活性化&増加する!
最新の研究宇において、体を冷やす「寒冷刺激」を与えれば、ヒーターの役割を担う褐色脂肪が活性化され、基礎代謝がアップして脂肪が消費されることが判明しました。
さらに、寒冷刺激で褐色細胞を活性化させ続ければ、褐色脂肪自体の数を増やすことも可能と考えられています(ただし、まだ実験段階)。
やり方
熱中症対策グッズ「アイスベルト」を使います。
褐色脂肪が多く存在し大きな血管が流れている首元に、1日2時間「アイスベルト」を巻くだけでOK!
それ以外は、通常通り生活します。
効果
キムラ緑子さん(30代)をはじめ、20代、40代、50代の女性が1週間継続したところ、4人全て、鎖骨周りの褐色脂肪が増えました。
さらに、体脂肪率も4人中3人が減少しました(50代女性以外)。
注意点
専門家の指導の元に行ったチャレンジ実験であり、体の冷やしすぎには十分注意してください。
備考
水泳も同様の効果が期待できます。
体温よりも低い水温で運動をすることで、褐色脂肪がより活性化すると考えられます。
まとめ
今回は、痩せる脂肪の極意についてご紹介しました。
脂肪と言えば肥満の原因と思いがちですが、実は脂肪を燃焼させてダイエットに繋がる脂肪もあったなんて驚きですよね。
褐色細胞を活性化&増加させれば、痩せることに繋がります。
しかし、寒冷刺激は少しハードルが高い・・・・そんな方には、同様の効果が得られるレシピも紹介されましたので、併せてチェックしてみてくださいね。