2018年6月13日「ソレダメ」で放送された、食中毒の予防対策方法についてご紹介します。これから暑くジメジメした気候になると食中毒のリスクが高まりますよね。正しいお弁当の作り方・詰め方やまな板の殺菌方法などについてまとめました。大切なお子さんを食中毒から守るためにもぜひ参考にしてくださいね。
食中毒を予防するお弁当の詰め方・作り方
生野菜は要注意!
キレイに洗った生野菜でも、菌は少なからず付着しているものです。おかずと触れ合うことで菌が増殖する恐れがあるため、レタスを仕切りに使ったり、ちくわきゅうりはNGです。ちくわきゅうりは、ちくわのタンパク質を使ってきゅうりに付着した菌が増殖しやすくなるためです。
生野菜を入れる際は、お弁当の箱を分けるようにしましょう。
カップ容器を活用する
物などの水分を含んだ食べ物を入れる際は、カップ容器を使うと食中毒予防に効果的。
菌を増殖させる水分を、他の食べ物に移すのを防いでくれるためです。
苺やトマトのヘタは取る
苺のヘタやプチトマトのヘタには、菌が残っている可能性があります。
お弁当に入れる際は、必ずヘタを取るようにしましょう。
ハンバーグは要注意
ハンバーグはお弁当のおかずとして大活躍しますよね。しかし、しゃぶしゃぶ・レアステーキ・ハンバーグのうち、食中毒の危険性が最も高いのはハンバーグ。ミンチ肉は表面積が広いため、食中毒菌が付着しやすくなるためです。
ハンバーグを作る際は、焼き上がったハンバーグの中央を箸で刺し、透明な肉汁が出れば安全です。
その他の食中毒予防対策法
食中毒の菌が繁殖しやすいのは、食器のつけおき
食器のつけおき、スポンジ、冷蔵庫のうち、食中毒の菌が最も繁殖しやすいのは食器のつけおき。
食中毒の菌が発育する条件は「栄養」「水分」「温度」の3つですが、食器のつけおきは菌が増えやすい条件が揃っているためです。
菌が一気に増え始める時間は2時間後のため、2時間以内であれば食器をつけおきしても大丈夫です。
まな板の正しい殺菌方法
まな板の菌の増殖を防ぐためには、熱湯に浸けた後にしっかり乾燥させるのが正しい殺菌方法です。菌を減らすには、乾燥して水分を断つことが重要です。
まな板をお湯に浸ける時間は、1分。
熱湯をかけるだけでは菌との接触時間が短く、菌が完全に死にません。
O-157の症状が出るまでにかかる平均時間
O-157の症状が出るまでにかかる平均時間は、3~8日。
体に侵入した菌が体内で増えていく過程で症状が表れるためです。
症状が出るまでの日数を覚えておくと対処にも役立ちます。
まとめ
今回は、食中毒予防についてご紹介しました。
これからの梅雨時期は、特に食中毒には要注意。食中毒菌が繁殖しやすい食材などを把握することで、大切なお子さんを守ることができます。
皆さんも今回の正しい知識を是非参考にしてみてくださいね。
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