2017年12月5日放送「あさイチ」のスゴ技Qで、食品の栄養を増やす保存法&調理法が紹介されました!野菜のビタミンCを失わない保存法や、栄養効果を最大限に引き出す野菜の切り方、美肌効果をアップさせるトマトの食べ方など、どれも必見です♪
栄養を損なわない冷蔵術
葉物野菜
葉物野菜の、ビタミンCを最も損なわない冷蔵庫の保管場所について。
それは・・・冷蔵室!!
ビタミンCは、温度が低ければ低いほど減らない性質があります。
そのため、野菜室より温度の低い冷蔵室の方が効果的。
ただし、チルド室は温度が低すぎるため、冷凍⇔解凍を繰り返し逆にビタミンCが流出してしまうので適していません。
尚、冷蔵室に保存する際は、テープで袋の開いた口をふさぎ、呼吸を抑えるようにします。
使いかけの葉物野菜の場合は、ビニール袋に入れて空気を抜き、結んで保存します。
葉物野菜以外
葉物野菜以外の、栄養を損なわない冷蔵庫の保管場所について。
もやし・ブロッコリーなどの「芽・つぼみ」の場合は、冷蔵室。
人参・かぼちゃ・きゅうり・なすなどの「実・根」の場合は、野菜室がむいています。
栄養アップの調理術
豚肉&玉ねぎで疲労回復効果アップ
豚肉&玉ねぎの組み合わせは、疲労回復に効果的。
豚肉には疲労回復効果があるビタミンB1が豊富に含まれており、玉ねぎと合わせることで、吸収率が10倍ほど上がります☆
さらに、豚肉のビタミンB1を最も効率よく摂るための「玉ねぎの切り方」もあります。
それは・・・みじん切り!!
ビタミンB1の吸収率を上げる物質は玉ねぎの細胞壁が壊れることで増えるため、包丁で切れば切るほど良いんですね。
また、切った後は10分程放置することで、吸収率を上げる物質がさらに活性化します。
火にかける場合は、玉ねぎを先に炒めるのではなく、豚肉と玉ねぎを一緒に炒めると良いそうです。
しじみ汁で二日酔い解消効果アップ
しじみ汁は、二日酔い解消効果があります。
しじみに含まれるオルニチンは、二日酔い解消&美肌を作る働きがあるためです。
そんなオルニチンを増やためには、しじみを冷凍するのが効果的!!
冷凍すると、冷蔵と比べて約8倍にもUPします。
冷凍しじみは、沸騰したお湯で調理すると生臭さも解消できますよ☆
また、しじみを煮る前に酢を加えると、カルシウムを増やすことができます。
酢の力でしじみの貝からカルシウムが溶け出すためで、酢を入れない時と比べて、その量は約3倍にも!!
割合は、水1カップ(200ml)に対して、酢は「小さじ1+1/2」。
この割合にすれば、味噌汁に酢を入れても酢っぱくならないそうです。
野菜の電子レンジ術
野菜の電子レンジ術について。
それは・・・濡らしたキッチンペパーで包むこと!!
濡らしたキッチンペパーで包むと、蒸らした状態になりまんべんなく加熱できます。
野菜100gあたり、約1分加熱するようにします。
トマトの栄養アップ術
トマトの栄養アップ術について。
トマトは、青いものより赤いものの方が、美肌効果のあるリコピンが増えます。
赤くする方法は、キッチンペーパーをひいた容器に、へたを下にしてトマトを並べ、常温で赤くなるまで置いておけばOK!!
赤くなったら、容器ごと野菜室に入れます。
また、リコピンの吸収率をアップさせるにはマヨネーズが効果的♪
リコピンは油に溶ける性質があるため、油がたっぷり含まれるマヨネーズをかけて食べると良いそうです。
免疫アップジュースのレシピ
【材料】
※分量はお好みで
・トマトジュース
・オリーブオイル
・水菜
・えのき
【作り方】
①えのき・水菜は、濡らしたキッチンペーパーで包んで電子レンジで1分加熱します。
②トマトジュース、加熱したえのき・水菜、オリーブオイルをミキサーにかければ完成です!!
まとめ
せっかく栄養を摂るために食材を買っても、食べるまでに栄養が失われてしまっては勿体ないですよね。
今回紹介された栄養アップ術の他にも、下記記事で栄養を保持する切り方&調理法を紹介していますので、是非参考にしてみてくださいね。