この記事では、2020年3月12日に日本テレビ系列「秘密のケンミンSHOW(ケンミンショー)」の全国ライスグルメ祭りで放映された、いただきの作り方についてご紹介します。油揚げに炊き込みご飯を詰めた、鳥取県のご当地料理のレシピです。刻んだごぼう・人参をお米と混ぜ合わせ、袋状にした油揚げに詰めたら、炊飯器にタレと一緒に入れて炊き上げます。ふんわりと柔らかくなった油揚げとふっくら炊き上がったご飯に、タレ(だし)の旨味・甘味がしっかり染みこんでいて、期待以上の美味しさです。実際に作ってみましたので、作り方や調理ポイントを動画・画像付きでまとめました。みなさんもぜひご家庭で試してみてくださいね☆
ケンミンショー!いただき(鳥取県料理)のレシピ
●レシピ動画
材料(4人分)
油揚げ 6枚
米 2合
ごぼう 50g
人参 50g
【出汁】
砂糖 70g
顆粒だし 大さじ1
醤油 大さじ4
酒 大さじ1
水 300cc
作り方
1、お米は研いでザルにあげておきます。人参は細切りにします。ゴボウは皮をたわしでこすり取るようにして洗い、ささがきにします。
2、ボウルに研いだ米・ゴボウ・人参を入れ、混ぜ合わせます。
3、油揚げをまな板に広げ、綿棒をコロコロと転がし軽く伸ばします。油揚げはそのまま開こうとしてもひっついていてうまく開かないのですが、綿棒で伸ばしておくことで簡単に剥がれるようになります。
4、油揚げを半分に切って袋状にしたら、(2)のお米を詰めて巾着にします。このとき、目一杯詰めないのがポイント。お米は炊くと2.2倍ほどに膨らむので、袋の6割ほど詰めるようにします。袋が破れずほど良い仕上がりになりますよ。袋の角まで押し込むように詰めると綺麗な四角形に仕上がります。
5、巾着の口を爪楊枝で留めます。爪楊枝で留める際は、軽く1縫い程度で問題ありません。クネクネと何度も刺すと油揚げが破れる原因になります。
6、炊飯器に割った割り箸を数本敷き、(5)の巾着をその上に並べます。底に隙間ができるため、巾着が炊飯器の底に密着するのを防ぎ、炊き上がりに焦げ付かなくなります。
7、砂糖・顆粒だし・醤油・酒・水を混ぜ合わせて出汁を作り、炊飯器に加えます。加える量は、炊飯器の2合の目盛りが目安です。お使いの炊飯器が3合炊きの場合は、おそらく巾着が入りきらないので2回に分けて炊きましょう。
8、油揚げの表面に竹串でいくつか穴を開け(味を染み込みやすくするため)、炊飯器のスイッチを押して炊きます。炊き上がったら取り出し、爪楊枝を抜いて盛り付ければ出来上がり。炊き上がり時のごはんが少し固いときは、(7)で作った出汁を100ccほど足して再度炊飯ボタンを押すとふっくらと仕上がるのでオススメです。
作ってみた感想・レビュー
鳥取県の郷土料理「いただき」。素朴で地味な味かと思いましたが、旨みと甘みのバランスが良く、期待以上の美味しさでした!
出汁の砂糖の多さに「レシピが間違ってるのかな?」と不安になりながら作りましたが、これが美味しさのポイントでした!油揚げはふんわりと柔らかく甘いのに、中のごはんは甘すぎずに出汁の味がしっかりと染み込んでいて、そのバランスが絶妙です。
出汁と旨みをごはんがしっかり吸い込んでいますが、油揚げがバリアになって甘さと濃さをシャットダウンしています。見た目よりかなり上品な味に仕上がりましたよ。
使用する食材がシンプルなのも良いですね。ひとつひとつの美味しさが際立っています。安価で手に入る食材ばかりなのにちょっとしたごちそう感があってお祝いの時などに作りたくなる料理です。
今回は材料費(お米除く)が300円程度で出来ました。この値段でこんなに美味しいなんて本当にありがたいです。小さなお子さんからかなり年配の方まで幅広く喜んでいただけること間違いなし!是非チャレンジしてみてくださいね☆
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