2019年6月20日の日本テレビ系列「ヒルナンデス!」で放送された、梅雨の食中毒対策についてご紹介します。教えてくれたのは、農林水産省の堀部敦子先生。温度・湿気が高くなる梅雨時期は食材に雑菌が増殖しやすくなるので要注意!そこで、スペシャリストが教えてくれた正しい予防方法をまとめましたのでぜひ参考にしてくださいね☆
梅雨の食中毒予防対策法
梅雨時期は高温多湿になるので食中毒に要注意!実際、1年の中で食中毒による被害が増えるのは6~9月となっています。
さらに食中毒菌は条件が揃うと一気に増殖する特徴も。例えば魚介類に増殖しやすい「腸炎ビブリオ」は2時間放置するだけで1万個以上に急増します!
正しい対策法を知って食中毒を防ぎましょう☆
冷蔵庫のドアポケットに卵を保存するのは間違い
冷蔵庫のドアポケットは、ドアを開けたり閉めたりすることで温度変化を受けやすい場所。そのため、卵を保存するには向いていません。卵が外の温かい空気に触れてしまうと、表面が結露して水分と一緒に菌が卵の中に入る可能性があります。
卵は温度変化の少ない冷蔵庫の奥に保存するようにしましょう!
冷蔵庫・冷凍庫の温度変化を防ぐコツ
温度変化を防ぐためには、冷蔵庫・冷凍庫でそれぞれ対応が違います。
・冷蔵庫⇒モノを詰め込み過ぎないようにする。
・冷凍庫⇒モノを詰め込むようにする。
冷凍庫はできるだけモノを詰めるようにすると、モノが保冷剤代わりとなり温度変化がしにくくなるんですね!電気代も節約できるので一石二鳥です。
お弁当は完成したらすぐに密閉するのは間違い
お弁当が出来上がったらすぐに蓋を閉めてしまうのはNG!食中毒菌が爆発的に増える可能性があります。そもそも菌が増殖する条件は下記3つ。
- 水分
- 栄養
- 温度
これらの3つの条件が揃うと菌が爆発的に増えてしまいます。
お弁当の場合、作った直後に蓋を閉めると内部に蒸気が溜まり、おかずやご飯の温度・栄養と合わさって3つの条件が揃ってしまうのです。
食中毒を防ぐためには、必ず冷ましてから蓋をするようにしましょう!なお、持ち運ぶときは保冷剤などで冷やすと良いですよ☆
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保冷ができるお弁当箱「GEL-COOま ツインズ」もオススメ
お弁当は冷ましてから蓋をするのが好ましいのですが、時間が無いときもありますよね。そんな時は、保冷剤がお弁当の蓋部分についたお弁当箱がオススメです!
常温保存していた残り物は、十分加熱しても食べられない
菌の中には、加熱しても死なないものがいます。例えば「ウェルシュ菌」は100度で6時間加熱しても死にません。この菌は大規模な食中毒になりやすいので要注意です。
食中毒を防ぐためには、調理後はなるべく早めに食べきり、保存する場合は粗熱をとって冷蔵庫へ入れるようにしましょう。
麦茶の放置も危険
煮出した後の麦茶を一晩放置するのもNG!菌が増殖してしまうので、粗熱をとってから冷蔵庫へ保存するようにしましょう。
生野菜を浅漬けにするのは間違い
浅漬けは加熱や発酵の工程がないので、食中毒菌を殺菌することはできません。
生野菜や浅漬けを調理するときは、野菜を流水で十分洗って水気をしっかり切るようにしましょう!
お弁当に生野菜を入れたい場合は、生野菜だけを別容器に入れるようにすると良いですよ。
オススメのカップ「汁も油も吸いとるケース」
生野菜だけを別容器に入れるのは面倒・・・という方にオススメ!水分を吸収してくれるカップです。このカップに生野菜を入れておけば、他のおかずに水分が移ることもないので安心です!
まとめ
今回は、梅雨前に知っておきたい正しい食中毒対策法についてご紹介しました。
直近の放送で梅雨カビの予防対策方法が紹介されましたが、やはりポイントは水分。それに加えて温度も条件に当てはまると一気に細菌が増殖する可能性があります。
お弁当など、大切なご家族を守るためにも是非参考にしてみてくださいね☆