2019年4月23日のテレビ朝日系列「名医とつながる!たけしの家庭の医学」では、心臓の老化をストップする物質GLP-1を紹介!健康長寿が期待できるGLP-1を分泌させる食べ物や効果的な食べ方などについてまとめました☆
心臓が老化する原因は、毛細血管の減少
健康な心臓は大きく拍動しながら血液を全身へ送り出しているのですが、心臓が老化すると全体が小さく縮んで拍動のリズムも遅くなってしまいます。
心臓が老化する原因は、心臓を覆っている毛細血管の減少。
若い頃は心臓の表面に毛細血管が張り巡らされて血流も豊富なため、栄養分がたくさん届けれられて元気な状態になっています。しかし加齢と共に毛細血管が減っていくと、心臓へ行き渡る栄養分も減ってしまうため拍動も弱くなってしまうのです。
心臓が老化したまま放置すると、心疾患に繋がるリスクも高まってしまいます。
心臓の老化ストップ物質GLP-1とは?
心臓の老化ストップ物質として今注目されているのが、GLP-1!!
アメリカなどの研究チームの発表によると、3年半GLP-1を投与された人は心血管病による死亡率が約22%も減少したというデータがあるそうです。
このGLP-1は誰の体にも存在する、小腸から分泌されるホルモン。下記2つの働きによって心臓を元気にしてくれます。
- 心臓の毛細血管を増加させる
- 冠動脈にたまったプラークを退治する可能性がある
GLP-1は食事をとると刺激で分泌量が増えることが分かっていますが、人によってしっかり分泌できている人とそうでない人がいます。
・しっかり分泌できている人⇒食前に比べて食後のGLP-1分泌量が2倍以上
・分泌できていない人⇒食前に比べて食後のGLP-1分泌量が2倍未満
GLP-1の分泌量によって心臓の若さは違うかを検証
番組では、GLP-1の分泌量によって本当に心臓の若さは違うのかを検証!!
56歳~67歳の男女7名に心臓の機能がわかる6分間の歩行テストを実施してもらい、その結果によって検証したものです。
6分間の歩行テストは医療現場で広く行われているもので、6分間出来るだけ長い距離を歩くというもの。距離を測定し、各年代の平均値と比較して心臓の機能を判定します。
テストの結果、7名中4名の方に心臓老化が見られ、そのうちの3名はGLP-1の分泌量が少ないことが分かりました。心臓が元気だった3名は、全員GLP-1の分泌もしっかりできていました。
GLP-1の分泌量を増やすポイント
名医いわくGLP-1の分泌量を増やすポイントは、下記2つ!
- 食べ物の種類
- 食べる時間
食べ物の種類
適度な糖質と不溶性食物繊維が含まれる食べ物が効果的!小腸を刺激しGLP-1の分泌を促してくれます。根菜類がオススメです!
食べる時間
朝昼晩の食事をいつも同じタイミングで食べることが大切!小腸が定期的に刺激されより多くのGLP-1を分泌してくれます。
GLP-1を簡単に分泌できる食材「アーモンド」
根菜類を毎日同じ時間帯に食べればGLP-1の分泌量を増やせることが分かりましたが、継続するのはなかなか難しいですよね。
そんな時はアーモンドがオススメ!!
ナッツ類には適度な糖質と不溶性食物繊維が含まれており、中でもアーモンドは不溶性食物繊維の量がダントツ!!その量は優秀な根菜類を上回る数値なんです!!
そのため、下記のようなときにはアーモンドをなるべく多く摂ることでGLP-1の分泌量も増やすことができます☆
- 根菜類が食べれないとき
- 決まった時間帯に食事ができないとき
ただし、アーモンドを食べたあとは根菜類を含めバランスのよい食事をとることが大切です!
1週間の改善生活でも効果が期待できるようですよ。
まとめ
今回は、心臓の老化をストップさせるGLP-1と、分泌量を増やす方法についてご紹介しました。
心臓の老化原因は毛細血管の減少!減ってしまうと必要な栄養分が届けられなくなるので心臓も弱ってしまうんですね。GLP-1は誰の体にも存在するホルモンで増やすことは可能とのことなので、積極的に対策を取り入れていきたいですね。
ポイントは、根菜類を食べること、食事は毎日同じ時間帯にすること。
是非参考にしてみてくださいね☆