2018年12月4日の朝日放送テレビ「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で放送された、脂肪肝を予防改善し肝臓の老化を防ぐ食材・大豆についてご紹介します。教えてくれたのは、愛知医科大学病院の角田圭雄先生。
その健康効果と、おすすめのレシピなどをまとめます☆
脂肪肝のリスクとは?
肝臓に脂肪が溜まる脂肪肝になると、肝臓は白っぽくなりゴツゴツの状態になります。
医学的には、脂肪量が5%以上だと脂肪肝と診断されます。
脂肪肝をそのままにしておくと、
・約2割の人が10年以内に糖尿病を発症
・心筋梗塞、脳梗塞の発症リスクが約2倍に
・男性は大腸がんのリスクが約2倍に
・女性は乳癌のリスクが約2倍に
といったリスクに繋がります。
実は、脂肪肝の患者は現在約2000万人も存在し、健康に気を使っているつもりでも脂肪肝になってしまう人が多くいます。
大豆が脂肪肝を予防改善する
脂肪肝は、大豆を食べることで予防改善することができます。
大豆は、豆腐・味噌・納豆・豆乳などの原料として使われており、私たちにとって身近な食材ですよね。
大豆に含まれているタンパク質は、肝臓から出る善玉ホルモンFGF21の分泌を活発化させる働きがあります。
このFGF21が、肝臓の余分な中性脂肪を燃焼させてくれるのです。
FGF21は、脂肪肝だけでなく下記を改善する効果もあります。
・血糖値
・中性脂肪値
・コレステロール値
どれだけ大豆を食べれば脂肪肝が改善する?
大豆が脂肪肝の予防改善に効果的であることは分かりましたが、どれだけ食べれば良いのでしょうか。
先生によると、1日100g(軽量カップ約1杯分)で効果が期待できるそうです。
豆腐や油揚げといった大豆製品を組み合わせて食べるようにします。
大豆製品に含まれる大豆の量は、下記を参考にしてください。
●納豆1パック⇒25g
●豆腐1丁⇒80g
●油揚げ1枚⇒7g
●味噌汁1杯分⇒5g
●調整豆乳⇒コップ1杯(200ミリリットル)⇒12g
農家さんの大豆レシピ
呉汁
1、水と大豆をミキサーにかけ、大豆ペーストを作る。
2、油揚げ・豆腐が入った味噌汁に1を加えれば出来上がり!
黒千石大豆ご飯
1.黒千石大豆をフライパンで煎る。
2、炊飯器に、米・分量の水・梅漬け・1を入れて炊き上げれば出来上がり。
見た目は赤飯のようですが、煎った豆が香ばしく、甘味を感じられるそうですよ☆
手作り豆腐
1、大豆と水をミキサーにかけ、こして豆乳を作る。
2、こしてできた豆乳をじっくり煮る。
3、市販のにがりを投入し、15分ほど放置して固めればできあがり。
出来立ては温かく、大豆の甘味が感じられます。
豆腐屋さん直伝のおからサラダのレシピ
豆腐屋さんが教えてくれた「おからサラダ」の作り方です。
ポテトサラダのような感覚で食べることができますよ☆
まとめ
今回は、脂肪肝を予防改善する大豆についてご紹介しました。
ポイントをまとめると・・・・・
- 脂肪肝を放置すると糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞・がんのリスクが上がる
- 大豆のFGF21が脂肪肝を予防改善する
- 1日大豆を食べる目安量は、100g
是非参考にしてみてくださいね。
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