2018年7月28日「世界一受けたい授業」で放送された、大ヒット漫画『大家さんと僕』から学ぶ人との付き合い方についてご紹介します。『大家さんと僕』は矢部太郎さん(カラテカ)の著書で、手塚治虫文化賞も受賞している話題の漫画ですよね。
心温まる漫画であるのはもちろん、人との付き合い方についても学ぶことができます。
矢部太郎さん著書「大家さんと僕」とは?
大ヒットしている「大家さんと僕」は、タイトル通り、大家さんと矢部太郎さんの日常のやりとりを、コメディタッチで描いた漫画です。
手塚治虫文化賞も受賞していて、今話題となっていますよね。
特徴としては・・・・・
- 4コマ漫画になっているので読みやすい
- 「ごきげんよう」と挨拶する、大家のおばあさん(当時86歳)の愛すべきキャラクター
- ほっこりする絵のタッチ
- 歳が離れた大家さんと矢部太郎さんとの、会話のギャップ
- 大家さんと矢部太郎さんの、家族のような心温まる関係
くすっと笑えて、読むとほっこりする漫画です。
人間関係が希薄になっている今の時代、是非読みたい一冊ではないかと思います。
相手のことを考える「おせっかい」が大事
矢部太郎さんは、大家さんとの同居が始まった当初、大家さんのおせっかいをわずらわしいと思っていました。
帰宅した瞬間に「おかえりなさい」と電話をかけてきたり、洗濯物を勝手に取り込んだり、恋愛相手を勧めてきたり・・・・
しかし、それらは全て「相手(矢部太郎さん)のことを考えたおせっかい」だと気付いた時、矢部太郎さんの気持ちにも変化が生まれ、2人の距離が近づいていったのです。
東京都では「OSEKKAI化計画」も
東京都では、児童虐待防止を目的とした「東京OSEKKAI化計画」が進められています。
地域全体で、子育て中の親に温かい眼差しや励ましの言葉をかけることにより、児童を虐待から守ろうという取り組みです。
おせっかいの気持ちが広がれば、児童虐待や孤独死を防げるかもしれません。
漫画を描くきっかけとなった大家さんの一言
矢部太郎さんが漫画を描くきっかけとなったのは、大家さんの「87歳の夏は今しかない」という一言。
いくつになっても挑戦する気持ちを忘れない大家さんに、40歳の矢部太郎さんも心を動かされたんですね。
他人の嫌なところが目についてイライラした時は、相手のことを知る
他人の嫌なところが目についてイライラした時は、コミュニケーションを深めて相手のことを知ることが大切。
矢部太郎さんも、日々の交流で大家さんのことを知ることができたため、初めはわずらわしかった想いが180℃変わったそうです。
相手のことを知れば、自然と相手を受け入れることができます。
ご近所トラブルも、近所づきあいが希薄で相手のことを知らないから起こるのかもしれません。
人間にとって一番嬉しいことは、必要とされること
大家さんは矢部太郎さんのことをとにかく頼りにしており、それが矢部太郎さんにとっても嬉しいことだと話されていました。
大家さんにとって矢部太郎さんは、家族に近い存在。
大家さんのおかげで、必要とされることが本当に嬉しいことだと学んだそうです。
初めて「契約更新する」と伝えた時も、矢部太郎さんと今後も一緒にいれることを喜んだ大家さんを見て、矢部太郎さんも嬉しく感じたそうです。
まとめ
今回は、矢部太郎さんの著書「大家さんと僕」から学ぶ人との付き合い方についてご紹介しました。
まとめると・・・・・・・・・・・
- 相手のことを考えるおせっかいが大事
- 他人の嫌なところが目につく場合、コミュニケーションを深めて相手を知れば、相手を受け入れることができる
- 人間にとって一番嬉しいことは、必要とされること
皆さんも是非参考にしてみてくださいね。