2018年4月24日放送「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で、心筋梗塞から身を守る毛細血管の機能をアップさせる栄養素『タウリン』が紹介されました。実は、毛細血管が心筋梗塞を食い止める働きをしていことが判明。心臓の機能を判定する『爪の色戻りチェック』も必見です。
心臓の血管が詰まっても命が助かるかどうかは、爪の先を見る
心筋梗塞とは冠動脈が詰まることで心臓の筋肉が壊死するもので、最悪の場合死に至ります。
しかし近年の研究で、心臓の冠動脈が詰まっても命に別状がない人が数多くいることが判明!
冠動脈が詰まっても命が助かる人、心臓が止まる人の違いは、「手の爪の先」を観察すれば分かります(後述)。
心臓機能を判別する「爪の色戻りチェック」のやり方
「爪の色」の変化をチェックすることで、心臓の状態を類推できます。
【やり方】
①片方の人差し指の爪の部分を、5秒間強く圧迫します。
②5秒後指を離し、爪の色を観察します。
元の爪の色に戻るまで2秒未満であればOK!冠動脈が詰まっても命が助かる可能性あり。
爪と心臓の関係とは?
体中に張り巡らされている毛細血管は、全身の細胞に栄養や酸素を届けてくれる働きがあります。1人の毛細血管を全て繋げると、その長さは地球2周分にも!
「爪の色戻りチェック」は毛細血管の機能を確認するもので、元の爪の色に戻るまで2秒未満だった人は、血流や機能が保たれている証です。
毛細血管こそが心臓を元気にする秘訣であり、指で心臓の毛細血管の状態を類推できるのです。
心臓を元気にする毛細血管の機能
毛細血管は全血管の約99%を占めています。
心臓は拡張・収縮することで多くの酸素が必要になるため、他の臓器よりも多くの毛細血管が張り巡らされています。
毛細血管の残念な点
毛細血管は加齢とともに機能が衰え、血液が通らない毛細血管になったり、毛細血管そのものが無くなります。
毛細血管の機能が衰えると、心臓の隅々まで酸素や栄養が届かず心疾患のリスクが増加します。
毛細血管のすごい点
毛細血管のすごい点は、新しく作られること。修復・新生して心臓を丈夫に保ってくれます。
そのため、心臓の筋肉に血液を送る「冠動脈)」の片方が詰まり心臓が酸素不足になっても、もう一方の冠動脈から毛細血管が伸びて足りない部分に血液を送り届けることができます。
つまり、毛細血管が元気であれば、冠動脈が詰まっても助かる可能性があります。
毛細血管の機能をアップさせる栄養素「タウリン」
タウリンは、毛細血管の機能をアップして心臓を老けさせない栄養素です。
タウリンは魚介類全般にたっぷり含まれており、特に
・貝類
・イカ
・タコ
・青魚
に多く含まれています。
水に溶けやすい性質のため、魚が新鮮なほど効率よく摂取できます。
まとめ
今回のテーマは、心筋梗塞予防法についてでした。
心筋梗塞は、冠動脈が塞がり心筋に血液が流れなくなった状態で、最悪の場合は死に至る恐ろしい病気。突然死を招く最も危険な原因でもあります。いつまでも健康でいるためには、自分の身体を早い段階からケアすることが大切ですね。
是非参考にしてみてくださいね。