2018年4月3日放送「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で、つまずきやすさを改善できる耳石器30秒トレーニングが紹介されました。つまずきや転倒の新原因『平衡感覚の衰え』を改善するトレーニング法です。つまずきやすさがチェックできる『継ぎ足立ちテスト』も必見です!
つまずきを招く新原因は、平衡感覚の衰え
寝たきり患者の数は年々増加していますが、その大きな原因の1つが「つまずき」。つまずいて転倒・骨折する人があとを絶たないのが現状です。
つまずき・転倒の原因は一般的に筋力低下と言われていますが、ウォーキングや軽い体操をして足腰の筋肉を鍛えている人が増えているにも関わらず、転倒事故の数が増えているのは、別の「新原因」があるためだと名医は言います。
その新原因とは、耳の異常。
耳の奥には「内耳」と呼ばれる器官があり、その中に平衡感覚を司っている「耳石器」があります。この耳石器が身体の傾きを感知し脳に伝えることで、平衡感覚を保つことができます。
しかし加齢で耳石器が衰えると平衡感覚に異常をきたし、筋力があってもつまずき・転倒を招きやすくなってしまうのです。
平衡感覚をチェックする「継ぎ足立ちテスト」のやり方
平衡感覚の衰えをチェックし、内耳(耳石器)に異常が無いかを簡単に確認できるテストです。
【やり方】
①その場に立ち、気を付けの姿勢をとります。
②片方の足をもう一方の足の前に出し、かかとをもう一方の足のつま先につけ、足を一直線に並べます。
③目を閉じ、30秒キープできればクリア!!
ふらついてしまう場合、内耳(耳石器)の異常が疑われます。
平衡感覚の衰えが改善できる「耳石器30秒トレーニング」のやり方
加齢とともに進む耳石器の衰えをカバーし、つまずきやすさを予防・改善できる簡単トレーニングです。
耳石器は体の傾きを感知し、傾きの情報を脳に伝える役割をしています。そこで、何度も頭を傾けるトレーニングを行うことで、加齢で衰えた脳に繋がる神経を刺激し活性化させて平衡感覚を改善します。
【やり方】
①柱など、床から垂直に伸びた線を目安にします。
②頭を傾け、15秒間キープすればOK!
左右それぞれ15秒ずつ行い、1日朝晩2回行う。
まとめ
今回のテーマは、つまずきやすさを改善できる30秒トレーニングについてでした。
つまずきは大きな怪我に繋がる危険性があるため、早い段階からの予防対策が大切です。下半身の筋力向上はもちろん、今回分かった新原因「平衡感覚の衰え」を日頃から改善していきたいですね。
是非参考にしてみてくださいね。