2020年4月8日にNHK・情報番組「あさイチ(朝イチ)」で放映された、首の筋肉のコリや痛みを改善する首筋ストレッチの方法についてご紹介します。首というのは、ボーリングの球1個分の重さもある頭を支えている部位であり、スマホの長時間使用などで姿勢が悪くなったりすると負担がかかりコリに繋がります。首には大事な神経や血管が密集しているため、コリが生じると血管を圧迫し、肩こり・めまい・目の疲れ・頭痛など様々な不調を引き起こす原因となる可能性があります。
そこで番組では、最新研究をもとに「中斜角筋」「後頭下筋群」「胸鎖乳突筋」の3つの首の筋肉に着目し、簡単ストレッチのやり方を紹介!記事にまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね☆
首の筋肉をケアする首筋ストレッチのやり方
肩こり改善「中斜角筋のストレッチ」
肩こり(肩甲骨の内側のコリ)の原因は、首にある筋肉のひとつ「中斜角筋」が関係しているとのこと。中斜角筋とは首の横にある長細い筋肉のことで、肩こりに関わる広範囲の筋肉と神経で繋がっています。そのため、中斜角筋にコリが生じると肩や背中に繋がる神経が圧迫され、連動して肩や背中にもコリが生じてしまうのです。
●中斜角筋をほぐすストレッチのやり方
1、まずは準備運動です。肩を10回まわします(前回しでも後ろ回しでもOK)。
2、まっすぐ前をむいて立ち、片方の手の甲の部分を背中にくっつける(肩が上がらないようにするため)。
3、背中にくっつけた手とは反対方向に、顏を3秒かけて真横に倒す(息を吐きながら、あごをひいて真横に倒すのがポイント)。
4、3秒かけて顏を元に戻す。
5、反対側も同様に行う。
目の疲れ改善「後頭下筋群のストレッチ」
目の疲れの改善には、首の筋肉のひとつ「後頭下筋群」をストレッチするのが効果的。後頭下筋群は後頭部にある筋肉で、目を動かすと連動して動くようになっています。そのため、スマホやパソコンの長時間使用で目を酷使すると後頭下筋群の筋肉にもコリが生じます。後頭下筋群の筋肉の中には神経や血管があるので、コリが生じると血流障害や神経の圧迫が起き、目の疲れや後頭部の痛みに繋がります。
以下で後頭下筋群をほぐすストレッチ3種をご紹介します。
●ストレッチ①のやり方
1、3秒かけて、顏をゆっくり横に2~30度動かす。3秒かけて顏を元に戻す。
2、反対側も同様に行う。
●ストレッチ②のやり方
3秒かけて、あごをゆっくり上に2~30度あげる。3秒かけて元に戻す。
●ストレッチ③のやり方
頭の後ろで両手を組み、組んだ手にむかって頭を3秒おしつける。そのあと「ふっと」力を抜く。
頭痛の改善「胸鎖乳突筋のストレッチ」
頭痛は、首の筋肉のひとつ「胸鎖乳突筋」のコリが原因かもしれません。胸鎖乳突筋は鎖骨の周辺から耳の後ろにかけて伸びている筋肉で、首の中でも最も大きな筋肉です。猫背などで胸鎖乳突筋の血流が悪化し筋肉が凝り固まると、痛み物質が発生し、その痛み物質が周りの神経を刺激して頭の痛みを引き起こすようです。
●胸鎖乳突筋をほぐすストレッチのやり方
1、左手を右肩におく(肩が上がらないようにするため)。
2、上をむき、頭を左側に倒して15秒キープする(鎖骨と耳の後ろを遠ざけるようなイメージで)。
3、ゆっくりと頭を元に戻す。
まとめ
今回は、あさイチ(あさいち)で放送された首の筋肉の攻略法についてご紹介しました。
頭って意外と重いんですよね(笑)体重の1割ほどの重さがあるんだそうですよ。そのため、スマホなどで猫背の姿勢が続いたりすると首や肩に一気に負担がかかってしまいます。普段意識したことはありませんでしが、考えてみれば人間の脳と体をつなぐ部位なので、首ってとても重要な役割を果たしているんですよね。神経や血管、リンパが集中しているのも納得です。
大事な部位だからこそ、できるだけ血流を良くしてコリが生じないようにケアしていきたいものですね。健康・美容面で不調が改善できれば気分も上がります!今の時期は外出が難しく自宅にいる時間が多いので、空いた時間に家族みんなでストレッチや指圧などをしても楽しそうですね。
ぜひ参考にしてくださいね☆
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