2019年11月26日のNHK「あさイチ」で放送された、美容と健康に効果的な入浴法についてご紹介します。お風呂に入ると、全身の血流が良くなったりリラックスして1日の疲れがとれますよね!ただ、42度以上の熱いお湯や15分以上の長風呂は肌や健康によってオススメできないんだそう。そこで、医学博士・早坂信哉さんがすすめる手抜き風呂の入り方や、むくみ解消にもつながるマッサージ法、免疫力アップが期待できる入浴法などが紹介されましたよ。内容を記事にまとめましたのでぜひ参考にしてくださいね。
専門家が教える美容と健康に効果的な入浴法
本日11月26日は「良い風呂」。湯舟につかると、血行促進・疲労回復・睡眠の質アップ・脚のむくみ解消・リラックス効果など様々な作用が期待できます。しかし、最近シャワーだけで済ませてしまう人も多いんだそう。また、湯舟につかっても誤った入浴法だと美容や健康に逆効果に。そこで、入浴の専門家が美容・健康に効果抜群のお風呂の入り方を教えてくれましたよ。
参考健康に効果的な入浴法については下記記事でも詳しくまとめております。
⇒【林修の今でしょ講座】正しいお風呂の入り方・入浴方法まとめ!半身浴はダイエット効果なし
15分以上の長風呂は肌に良くない
皮膚の表面の角質層には水分を逃がさない「セラミド」があるのですが、長風呂をすると外へ流出してしまいます。すると、それに伴い肌の水分も外に逃げてしまうため、お肌の乾燥に繋がってしまいます。つかる時間は10分~15分にしましょう。
>>お肌の保湿は10分以内がベスト
お風呂に入っているときは肌が潤っていますが、入浴後はどんどん乾燥していきます。お風呂から出た後は10分以内に保湿するようにしましょう。浴室内で保湿するのも良いですね!
一番風呂はうまみ調味料を入れる
水道水には塩素が含まれているため、肌が乾燥している場合、一番風呂に入ると肌へ刺激となってピリピリした感じやかゆみに繋がります。
それを解決するためには、うまみ調味料をお湯に加えます。うまみ調味料に含まれる「グルタミン酸ナトリウム」が塩素と化学反応を起こし、ピリピリ感を無くしてくれます。お湯200リットルに対し、うまみ調味料を小さじ1杯加えるようにしましょう。
入浴剤にも塩素を減らすものがありますので、パッケージを確認してみてくださいね。
手抜き風呂
専門家によると、手間をかけずに入る手抜きお風呂が美容・健康に良いんだそう。ポイントは下記のとおり。
・湯舟につかるときは、40度で10分~15分
・体を洗うときは、タオルを使わず素手で
・浴室の照明はつけない
>>お湯を溜める時から蓋をしない
お湯をためるときから蓋をしないことで、浴室内に湯気がたちこめて温まります。これによりヒートショック(急激な温度差で血圧が上昇すること)を防ぐことができます。
≫湯舟につかるときは、40度で10分~15分
寒い冬は42度のお湯につかる方も多いかと思いますが、入浴後に湯冷めしやすくなるため冷え性の方は要注意。入浴中は40度のお湯よりも体温が上がりますが、入浴後の体温の下がり方が大きくなって湯冷めしやすくなります。
≫体を洗うときは、タオルを使わず素手で
体をゴシゴシ洗うと角質層のバリアがはがれ乾燥に繋がるため、素手で洗うようにします。洗う場所は、皮脂が出やすい「顏・首・脇・股のあたり・足先」を中心に。その他の場所の汚れは湯舟につかるだけで落ちるので洗わなくてもOKです。
≫浴室の照明はつけない
浴室の照明は目に刺激となり睡眠の邪魔をするため、つけない方が良いそうです。ただし、安全にはご注意を!
脚のむくみに効果的なマッサージ方法
湯舟につかると血行が促進され、適度な水圧でしめつけられるので脚のむくみ解消に効果的です。湯舟につかるだけでも効果的ですが、より効果をアップさせるためにはマッサージを行うのがオススメ!
>>マッサージのやり方
1、手をグーの形にしてこぶしを作り、もう片方の手でこぶしを包むようにする。脚の付け根にこぶしを当てて、パン生地をこねるように20秒ほぐす。終わったら、ひざの裏も同様に20秒ほぐす。
こぶしを作ることで体の深い血管まで均一に圧がかかります。
2、足の裏は、こぶしで「指先から足首へ」こするようにして20秒もむ。
末端の血流を改善すると全身の血流改善に効果的。
首・肩こりに効果的なマッサージ方法
≫首のコリに効果的なマッサージ方法
1、たわしをタオルで包み、肌に当てて少しチクチク感が残る程度にする。チクチク感はお好みで調整ください。
2、耳の下の骨に(1)を当て、円を描くようにして10秒~20秒クルクルともむ。
3、今度はうなじに(1)を当て、同様にクルクルともむ。
≫肩のコリに効果的なマッサージ方法
1、たわしをタオルで海苔巻きのようにして包み、長細い形にする。
2、たわし部分を右肩にあて、タオルの両端を体の前後にたらす。両手でタオルの端を持って下に引き、その状態で右肩を後ろへ10回~20回まわす。終わったら左肩も同様に行う。
運動能力や免疫力がアップさせるヒートショックプロテイン
ヒートショックプロテインとは、熱の刺激によって体内に作られるタンパク質のこと。傷ついた細胞を修復してくれるので運動能力がアップしたり、白血球を増やして免疫力アップに繋がります。
ヒートショックプロテインを生成しやすくするためには、炭酸系の入薬剤を使います。ポイントは下記のとおり。
・炭酸入浴剤を使うのは、4日に1度のペースで
炭酸ガスが血管に入ると血中の二酸化炭素宇濃度が高まり、二酸化炭素を減らそうと血流が良くなって体温が上昇します。ヒートショックプロテインが作られやすくなるのは体温が38度になった時なので、効率的に体温をあげることができるんですね!
ただし、毎日のように炭酸ガスの風呂に入ると体が慣れてヒートショックプロテインが作られにくくなってしまうため、4日に1度の頻度にします。
まとめ
今回は、美容と健康に効果的な入浴法についてご紹介しました。
私はお風呂が大好きなので、毎日お気に入りの炭酸入浴剤を入れて湯舟につかっています♪お風呂に入ると「今日も1日終わった~」という気持ちになってリフレッシュできるんですよね!海外旅行に行ったときはシャワーしか使えなかったので、日本ならではの良い文化でもありますよね。今回、健康と美容に効果的な入り方を学んだので、早速今日から取り入れていこうと思います!
みなさんもぜひ参考にしてくださいね☆
当サイト「オーサムスタイル」では様々な美容に関する記事をまとめております。宜しければ今回の内容とあわせてご覧になってくださいね。