2019年6月12日のNHK「ガッテン!」で放送された、あご筋ほぐしについてご紹介します。今回のテーマは、あごこり。実は、顎関節症の原因はあごの筋肉のコリなんです。そこで、口の中に指を何本入れられるかで分かる簡単セルフチェック方法や、凝りを改善する簡単な顔ストレッチのやり方をまとめました☆
顎関節症の原因はあごこり(あごの筋肉のコリ)
今回のテーマである「あごこり(あごの筋肉のコリ)」に悩む人は、厚生労働省の最新調査によると全国で約1900万人もいるんだとか。あまり聞き慣れない言葉ですが、実は大部分の人が抱えている症状なんですね。
「あごこり」をこじらせてしまうと顎関節症に発展し、下記のような症状が生じます。
- 食欲不振
- 口が開かない
- 口を開けた時に音が鳴る
- 頭痛
- あごが痛い
- 不眠
さらに顎関節症が重症化すると、大変な治療が必要となります。医師によると、今は症状がない人もあごのメンテナンスは大切とのことです。
あごこりとは?
私たちのあごは、口の両側にある2つの筋肉によって開いたり閉じたり動かすことができます。
しかし「あごこり」になると、2つの筋肉の血流が悪くなって硬くなり、凝り固まって口が開きづらくなってしまいます。また、口を開ける時に痛みも生じるようになります。
無理に開けようとすると、あごの根本付近にあるクッションの役割をしている関節「関節円盤」がズレてしまい、カクンという音が鳴ったり強い痛みを感じたりします。
あごこりの原因
あごこりは、デスクワークなどにおける集中作業やストレスが大きな原因。安静時は上下の歯の間は2~3mm開いているのですが、緊張状態で歯を長時間くっつけていると弱い力が入り続けてしまいます。
この「噛み続ける」ということがあごの筋肉のコリに繋がってしまうのです。そのため、パソコンやスマホを触る時はできるだけ歯をくっつけないようにすると予防に効果的なんだそうですよ。
あごこり(あごの筋肉のコリ)のセルフチェック方法
あごこりをセルフチェックする簡単方法です。
やり方
口を開き、指を縦にして何本入るかをチェックすればOK。
指の第2関節まで入ったら「入る」と認定します。
一般的な成人の場合、指を縦にして3本以上入れば正常、2本以下であれば「あごこり」の可能性があります。数値でいうと、口が縦に35~40mm以上開かなかった場合は「あごこり」の可能性あり。
あご筋ほぐしのやり方!あごの筋肉のコリ改善
あごの筋肉をほぐしてコリを解消し、顎関節症の改善をする簡単ストレッチ方法です。
あごを動かすことで筋肉の血行が改善し凝りをほぐすことができます。さらにズレてしまった関節もスムーズに動くようになるそうですよ。
やり方
1、あごの付け根の筋肉(咬筋)を人差し指でおさえ、8秒間ぐりぐりとマッサージする。
咬筋はエラの角のちょっと上のところにあり、食いしばると膨らむところです。
2、こめかみの筋肉(側頭筋)を人差し指でおさえ、8秒間ぐりぐりとマッサージする。
側頭筋も、食いしばると動くところです。
3、上を向いて口を大きく5秒間あける。顏を戻し、再び上を向いて口を大きく5秒間開ける。再度同様に行う。
5秒上を向いて口を開ける×3回行う。上を向くことで口が大きく開くため、より筋肉が伸びる!
上記流れ(マッサージ2か所+口を開ける)を1セットとし、朝晩で1日2セット行うようにします。
まとめ
今回は、顎関節症を改善する「あご筋ほぐし」についてご紹介しました。
顎関節症を放置しておくと食欲不振や頭痛・不眠などを引き起こすので、早めに治すことが大切。原因はアゴの筋肉のコリ!やはりどの筋肉も動かさないとダメですね。
この顏ストレッチは簡単にできるので、みなさんも是非参考にしてみてくださいね☆