2018年9月19日放送の日本テレビ系「スッキリ」のスッキリTOUCHで、咳喘息を予防する呼吸筋ストレッチ体操のやり方が紹介されました!教えてくれたのドクターは、医学博士で呼吸器内科医の峰村広先生。
咳ぜんそくにかかると、咳が長い間続いて気管支ぜんそくになるリスクも高まります。
そこで、峰村先生が教えてくれた
- 咳ぜんそくとは何か?
- 咳ぜんそくと風邪との見分け方
- 咳ぜんそくを予防する呼吸筋ストレッチ体操のやり方
をご紹介していきます☆
咳ぜんそくとは?
咳ぜんそくとは、慢性的に咳が続く気管支の病気のこと。
通常の風邪はウイルス・細菌を体内から出そうとして咳が出ますが、咳ぜんそくは気道が炎症を起こして狭くなるため、咳の発作が起こります。
1ヶ月~1年以上もの間せきが続き、3人に1人が気管支ぜんそくになり、ひどくなると呼吸が止まることもあります。
特に、これからの秋(9月)の時期は要注意!
下記の原因で咳ぜんそくになる女性が急増しています。
- エアコンのホコリやカビ
- 台風による気圧の変化
夏にエアコンを掃除せずに1日中エアコンをつけていた場合、溜まったホコリやカビを吸い込み9月に咳ぜんそくを発症する危険性があります。
また、台風によって気圧が下がると、気管支内の血管が膨張して気道が狭くなるため、咳ぜんそくのリスクが高まります。
女性に多い理由は、女性ホルモンによる影響という説もありますが、そもそも男性より気管支が狭いということが考えられます。
風邪と咳ぜんそくの見分け方
咳ぜんそくは、自分では気づきにくく、ただの風邪と勘違いしやすいのが特徴です。
そのため、風邪薬や咳止めをムダに服用してしまうことも多くあります。
しかし、炎症を抑えて気道を広げてあげないと咳ぜんそくは治りません。
咳ぜんそくは、咳の音に特徴があります。
【風邪の咳との違い】
- 風邪の咳:湿った咳が5~6回、ゴホゴホ(低音)、痰が出る
- 咳ぜんそく:乾いた咳が2~3回、コンコン(高音)、痰が出ない
さらに、咳の症状にも違いがあります。
- 風邪の咳:3週間以内に止まる
- 咳ぜんそく:3週間以上経っても止まらない
咳ぜんそくの予防法
室内ではエアコンを乾いた状態にする
室内では、エアコンを乾いた状態にすることが大切。
エアコンの冷房をずっとつけていると、内部で結露が発生しカビが繁殖しやすくなります。
そのため、冷房運転をした後に送風を30分することで、エアコン内のカビの繁殖を防ぐことができます。
外出するときはマスクをする
外出するときは、喉にホコリや刺激物質を入れないようにすることが大切。
9月は気管が過敏になっているため、刺激物質が入ると収縮してしまい咳ぜんそくへと繋がる可能性があります。
外に出る時は、マスクをするようにしましょう。
コーヒーにハチミツを入れて飲む
コーヒーに含まれるカフェインには気管支拡張作用があり、ハチミツには抗炎症作用があります。
ティースプーン半分ほどのハチミツをコーヒーに入れて飲むのがオススメです。
呼吸筋ストレッチ体操のやり方
1日数分行うだけで、肺と呼吸機能をアップすることができます。
【やり方】
- 足を腰幅に開いて立つ
- ボールを抱えるように、両腕を胸の前で伸ばして指を組み合わせ、背中を丸める
- この状態で鼻から大きく息を吸って止め、両手を組み合わせたまま真上に上げる
- 胸を右にひねりながらゆっくり息を吐き、同時に両手を(飛行機の翼のように)肩の高さで左右に一直線に伸ばす
- 反対側も同様に行う
- 左右1回ずつを1セットとし、毎日2セット行うようにする
●息を吸う時は、鼻からしっかりと吸うことが大切です。これにより、吸う時の呼吸筋を鍛えることができます。
●吐くときは、吸う時の3倍の時間をかけて口からゆっくり吐くことが大切です。これにより、吐くときの呼吸筋を鍛えることができます。
まとめ
今回は、咳ぜんそくの予防法や、風邪の咳との見分け方についてご紹介しました。
これからの秋の時期は女性に急増するリスクがあるようなので、十分に気を付けたいですね。
皆さんも是非参考にしてみてくださいね。