2018年9月1日「世界一受けたい授業」で放送された、正しい脈のはかり方と不整脈予防法についてご紹介します。日本人の約9割が不整脈で、中には突然死に繋がる恐ろしいキラー不整脈もあります。
ここでは、キラー不整脈とは何かや、簡単に不整脈を調べる方法、不整脈予防法をご紹介します☆
キラー不整脈とは？
不整脈は自分には関係ないと思っている方も多いかもしれませんが、実は日本人の約9割が不整脈。
ちょっとびっくりしますよね。
しかし、不正脈のタイプは約20種類あり、そのほとんどは心配することはありません。
不整脈は、
- 加齢
- 睡眠不足
- 疲労
- ストレス
- 喫煙
などが原因で起こります。
一方で、下記のような突然死に繋がる恐ろしいキラー不整脈もあります。
- 心房細動
- 心室細動
呼吸困難や意識が遠のくといった症状が出た場合は危険です。
心房細動
心房が細かく動く不整脈が起こると、血液がよどみ、血栓ができやすくなります。
すると、脳の血管が詰まって脳梗塞になるリスクが高まったり、全身に送る血液量が減って心不全になるリスクが高まります。
この心房細動は、加齢に伴ってリスクが増加します。
心室細動
心室は、全身に血液を送る重要な役割をしています。
心室が細かく動く不整脈が起こると、全身に血液を送り出せなくなり数秒で意識を失い、最悪死に至ります。
発症後１分経過するごとに生存率が10％低下し、10分以上経過すると極めて危険です。
心室細動は、AEDを使用することで生存率をぐっと上げることができます。
不整脈の調べ方
不整脈は、簡単に自分で調べることができます。
やり方は下記のとおり。
- 人差し指・中指・薬指の３本の指の腹で、反対側の手首の親指側を軽く押さえる
- 15秒ほどそのまま脈をとり、脈拍に規則性があるか確認する
- 15秒間の脈拍数をカウントし、４倍して１分間の脈拍数を計算する
脈拍に規則性がない場合は、不整脈の可能性があります。
15秒の脈拍数を４倍し、１分間の脈拍数が50回以下や100回以上なら不整脈の可能性があります。
不整脈予防法
不整脈を予防する方法として、名医が３つ教えてくれました。
- 生活習慣の改善
- 水分補給
- 不整脈予防スムージー
生活習慣の改善
一般的に不整脈が起こる主な原因は、
・睡眠不足
・運動不足
・過度の飲酒
といった生活習慣が関係します。
そのため、規則正しく健康的な生活を送ることが大切です。
水分補給
大量に汗をかくと体内の水分が失われ、血液が濃くなって血栓ができやすくなります。
特に、猛暑が続く今の時期は水分補給はより大切です。
不整脈予防スムージー
アボカド・バナナ・ほうれん草といったカリウムがたっぷり含まれる食材は、血圧の上昇を抑えてくれます。
また、エクストラバージンオリーブオイルは危険な心房細動のリスクを下げてくれます。
これらの食材を使った名医オススメ「オリーブオイルスムージー」の作り方が紹介されましたので、レシピを下記記事でまとめます。
まとめ
今回は、キラー不整脈とは何かや、不整脈の調べ方、不整脈予防法についてご紹介しました。
日本人の約9割が不整脈と聞くとびっくりしますが、そのほとんどが加齢・睡眠不足・ストレス・不安・疲労などが原因で起こるもので、心配することはないようですね。
しかし、中には突然死を引き起こすキラー不整脈もあるのも事実。
脈は簡単にはかることができるので、脈が乱れていて体に不安がある方は、循環器内科を受診すると良いかもしれません。
皆さんも参考にしてみてください！！
