2018年5月5日放送「世界一受けたい授業」で、アルツハイマー病の新治療法『リコード法』が紹介されました。教えてくれたのは、世界的権威のデール・ブレデセン医師。初期のアルツハイマー病なら、9割は認知機能回復が期待できるという画期的な改善法です。食事・睡眠・運動の3つの観点におけるリコード法は必見です。
アルツハイマー病の新治療法「リコード法」とは?
リコード法とは、今世界が注目しているアルツハイマー病の新治療法です。デール・ブレデセン医師が確立した治療法で、初期のアルツハイマー病なら9割は認知機能を回復することが期待できると言います。実際、早い人では、リコード法を4日実践しただけで「会話ができない状態」から「話せる状態」になった人もいるとのこと。
詳しくはデール・ブレデセン医師が出版されている下記本で紹介されています。
アルツハイマー病になる原因はさまざまで、その数は36個にものぼります。リコード法は、
の3つの観点での改善からスタートします。(※そのほか、サプリメントや脳トレなども必要になってきます。)
アルツハイマー病改善リコード法『食事編』
アルツハイマー病予防に効果的な、食材&調理法&食事習慣についてです。
ブロッコリー・鮭・キノコ
ブロッコリー・鮭・キノコは、脳のゴミであるアミロイドβなどの毒素を排出してくれたり、脳の情報伝達をスムーズにしてくれる働きがあります。
発酵食品
チーズ・キム千・納豆などの発酵食品は、体内の菌のバランスを正常化し脳に栄養を行きやすくします。
不飽和脂肪酸
オリーブオイル・アボカドなどの不飽和脂肪酸は、脳の機能を向上・活性化させる作用があります。
煮る、蒸す
調理法は、焼くより「煮る」「蒸す」方が、脳のゴミであるアミロイドβの増加を抑制してくれます。
夕食から朝食の間を12時間あける
夕食から朝食の間を12時間あけて脳を飢餓状態にすると、脳のゴミであるアミロイドβを掃除してくれます。その結果、アルツハイマー病の発症を抑制することができます。
アルツハイマー病改善リコード法『睡眠編』
睡眠は、1日7~8時間とることが大切です。それ以下になると、脳へのダメージが蓄積されアルツハイマー病のリスクが増加します。
さらに、音楽を聴くなど寝る前に30分間のリラックスタイムを作ると、質の高い睡眠がとれます。逆に、寝る前のスマホやパソコンの使用は控えるようにします。
アルツハイマー病改善リコード法『運動編』
アルツハイマー病の改善には、ジョギングなどの有酸素運動の他に筋トレも効果的です。筋肉の量を増やすことで、テストステロンが作られて記憶を司る「ニューロン」が活性化し、認知機能アップが期待できます。
まとめ
今回は、アルツハイマー病の新治療「リコード法」についてご紹介しました。
食事・睡眠・運動以外にも、サプリメントや脳トレもリコード法には必要です。自分自身や家族がいつまでも健康でいるためには、早めの対策を心がけていきたいですね。
下記記事でも認知症予防・改善方法についてまとめていますので、是非参考にしてみてくださいね。