2018年2月26日放送「あさイチ」で、耳の老化について紹介されました。実は、老化の原因は耳の中に生えている細かい毛が抜けること。そこで、自分の聴力をチェックする方法や、耳の老化を予防するための対策方法などを記事にまとめました。
耳の老化の原因と予防対策法
加齢性難聴になると認知症のリスクが高まる
アメリカの最新研究で、聴力が45歳~65歳の間で著しく低下する加齢性難聴になると認知症のリスクが高まることが判明。
理由は下記2つ。
・会話がおっくうになり他人とのコミュニケーションが減るため、認知症に繋がりやすくなるため
耳と脳は一見全く関係がないように見えますが、実は密接に関連していたんですね。
自分でできる聴力チェック法
下記の単語(頭文字がt・s・k・p・hの単語)を正確に聞き取れるかで、聴力をチェックすることができます。他の言葉に聞こえた方は、耳が遠くなっているサインかもしれないため要注意です。
・高菜
・にしん
・ボール
・チヂミ
・さわら
・しちじ
・かとう
・パック
。はくしゅ
耳の老化の原因は抜け毛
耳の老化の原因は、ずばり抜け毛。実は、耳の奥の「蝸牛」と呼ばれたところに生えた毛が聴力に関係しています。
そもそも音が入ってくると「蝸牛」が揺れ、それにより神経細胞が刺激されて脳に音の信号が送られ、聞こえたと感じるのです。しかし「蝸牛」は加齢・騒音・遺伝などで抜けてしまい、一度抜けてしまうと二度と生えきません。
耳の入口付近の「蝸牛」は高音、耳の奥の方の「蝸牛」は低音を担当しており、早めに抜けやすいのは入口付近の「蝸牛」。そのため、耳が老化すると高音(頭文字がt・s・k・p・hの単語)が聞き取りにくくなるのです。
耳の老化予防のために注意すべき騒音
耳の老化予防には、「蝸牛」が抜けるのを防ぐことが重要です。ここでは、抜け毛の原因の1つである「騒音」について注意すべき点が紹介されました。
・連続して聞く「時間」
つまり、大きい音ほど長時間聞き続けないようにすることが大切です。例えば・・・・
・激しいピアノ(85デシベル)は8時間以上聞き続けない
・ヘッドホン(100デシベル)での音楽は15分以上聞き続けない
などです。
耳の老化の予防対策法
耳の老化を防ぐには、騒音を長時間聞き続けないことが重要です。
アメリカのガイドラインでは下記のようなことが定められています。
・騒音を聞いたら耳を48時間休ませる
また、耳栓も有効な対策!番組では、音色を大きく変えずに音量だけ小さくする「ライブ用耳栓」が紹介されました。
ライブ用耳栓をすれば、爆音の環境に長時間いる場合も安心です。
まとめ
今回は、聴力のお役立ち情報についてご紹介しました。
耳は一度悪くなったら元に戻らないと言われているため、聞こえなくなる前の早めの予防が大切です。耳に悪い騒音をできるだけ避け、聴力悪化・認知症を防ぐよう心がけていきたいですね。
皆さんも是非参考にしてみてくださいね。