【林修の今でしょ講座】出火原因ランキングBEST5&火事予防法!

火災 教育

2017年12月5日放送「林修の今でしょ!講座」で、消防士100人に聞いた出火原因ランキングが紹介されました。火災が急増するこれからの季節に知っておきたい、乾燥機・IHコンロ・電子レンジなどの火事に繋がる意外な原因と、その予防法は必見です!!

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消防士100人に聞いた、出火原因ランキング&対処法!

今回の講座は、空気が乾燥してくるこれからの季節に学んでおきたい、『火災ミステリーまさかこんなことで火事になるなんて・・・消防士100人に聞いた出火原因ランキング講座』です。

教えてくれるのは、東京消防庁予防部調査課・山本淳史さん。

「意外な出火原因ランキング」とともに、発火のメカニズム&予防法についても紹介されましたので、是非参考にしてみてくださいね。

 

 

第5位:油が残ったタオルを洗濯・乾燥して放置

第5位は、『油が残ったタオルを洗濯・乾燥して放置』。

乾燥機

 

ボディオイルなどの油が残ったタオル・衣類を洗濯して乾燥させた後、取り出さずに放置すると、火災に繋がると言います。

これは、1回の洗濯では油が落ち切らず、油が酸化したため。
油の中には、乾燥していく過程で酸素と結合し発熱するものがあり、狭い乾燥機内では熱が逃げにくいため、ふたを閉めたまま放置すると温度が上昇し発火するそうです。

 

油は、アロマオイル・ボディオイル・エゴマ油など、様々な種類が該当します。

 

■予防法

油が残ったタオル・衣類は、洗濯前に一度水に浸け、洗濯して乾燥させたら、放置せずに乾燥機からすぐに取り出すことが大切です。





 

第4位:IHコンロで少ない油で揚げ物

第4位は、『IHコンロで少ない油で揚げ物』。

IHコンロ

 

IHコンロで少ない油で揚げ物(冷凍食品)をすると、温度感知センサーが機能せず火災が発生すると言います。

油の量が少ないと冷凍食品が鍋底につくため、温度感知センサーが冷凍食品の温度を感知し、油の発火温度にまだ至っていないと誤認識するそうです。

さらに、油が少ないため発火スピードも速く、センサーが停止するより先に油が発火してしまうとのこと。
少ない油で揚げ物をすと、約5分で炎上するそうです。

 

■予防法

IHコンロで調理する際は、適切な油の量で調理し、離れる時は電源を切ることが大切です。
また、万が一発火してしまった場合のために、消火器を準備しておくと良いそうです。





 

第3位:ねこがFAXにおしっこ

第3位は、『ねこがFAXにおしっこ』。

fax

 

猫は温かいところを好むため、温かい電化製品の上でおしっこをしてしまうと、そのおしっこが回路に入り込みショートしてしまうと言います。

そのショートした熱で、FAXの基盤や配線が燃え火事に繋がるそうです。

 

■予防法

ペットを電化製品に近づけないことと、使わない電源は抜いておくことが大切です。





 

第2位:スノードームがレンズ代わりに

第2位は、『スノードームがレンズ代わりに』。

スノードームを直射日光が当たるところに置いておくと、レンズ代わりとなり、太陽光を集めて燃えやすいモノに引火すると言います(収れん火災)。

スノードームの他、水が入ったペットボトル、鏡、車の中の吸盤、金属製のボウル、水晶などでも収れん火災が起こる可能性があるそうです。

特に、冬場は、太陽が低く部屋の奥まで光が入りやすいため、収れん火災が多いそうです。

 

■予防法

光を集める「水が入ったペットボトル」や「鏡」などは、直射日光が当たる窓から遠さげることと、レースカーテンで光を和らげることが大切です。





 

第1位:電子レンジで食材を温めすぎる

第1位は、『電子レンジで食材を温めすぎる』。

電子レンジ

 

電子レンジで食材を温め過ぎると、可燃性ガスが発生し、引火して爆発に繋がると言います。
可燃性ガスが発生する食材とは、ほぼ全ての食材。

特に要注意食材は、サツマイモ・ジャガイモ・かぼちゃ・人参・ゴボウ・枝豆といった水分が少ない食材とのことです。

 

■予防法

電子レンジを使用する際は、レシピに合った時間をしっかり設定して、温めすぎないことが大切です。

その他、水分が少ない食材を温める際は、電子レンジにかける前に、水をかけたり、濡れたクッキングペーパーを被せたり、水を入れたコップと一緒に加熱すると良いそうです。

万が一出火してしまった場合は、電子レンジの動作を止めて電源を抜き、扉は締めたまま(酸素を中に入れないため)にします。




まとめ

火事には気を付けているつもりでも、意外なところから出火するリスクは常につきまとっていますよね。今の生活を一瞬にして失うかもしれない恐怖。できるだけリスクを下げるためにも、皆さんも是非今回の内容を参考にしてみてくださいね。

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