2017年11月10日放送「明日も晴れ!人生レシピ」で、認知症予防法について紹介されました。認知症の早期発見ポイントや、予防・改善に繋がる運動&料理など、どれも必見です。
認知症予防と早期発見・対策ポイント!
本日のテーマは、『今から始める!認知症予防』!!
今年7月に、「認知症の3分の1は予防できる」とした英米の研究者の発表が注目されたことで、今回改めて、認知症予防と早期発見・対策ポイントなどが番組で紹介されました。
認知症の予備軍「軽度認知障害」の段階でも、生活習慣を変えるだけで改善できることも分かってきたと言います。
そんな大注目の認知症予防法を教えてくれるのは、精神科診療部長 兼 認知症介護研究をされている須貝佑一さん。
それでは、早速ご紹介します!!
軽度認知障害とは?
軽度認知障害について。
軽度認知障害とは、正常状態と認知症の間に位置している認知症予備軍のこと。
軽度認知障害をそのまま放置しておくと、約5年後には認知症になってしまう可能性があると言います。
一方で、生活習慣を変えれば正常状態に戻すことも可能!!
ちなみに、もの忘れと認知症の見分け方はこちらですので、参考にしてみて下さい。
軽度認知障害セルフチェック
軽度認知障害に関するセルフチェックについて。
下記項目を確認し、4つ以上該当すると軽度認知障害の疑いがあると言います。
●この頃、もの忘れがひどいと思う。他の人からもひどいと言われる。
●頻繁に、もの忘れや探し物をする。
●何かしようと思っても何をしようとしたのかすぐに忘れてしまう。
●最近、おっくうで何事もやる気が起きない。
●覚えていたはずの漢字が書けないことがよくある。
●今日が何日だったかよく忘れる。
●家電製品やスイッチの操作にまごつくことが多い
●会話で言葉がすらすら出てこないことが多い
●字を読むことが面倒で、新聞や本を読まなくなった。
軽度認知障害が疑われる方は、「もの忘れ外来」で診察されると良いそうです。
軽度認知障害の改善方法
軽度認知障害の改善方法について。
下記7つの習慣を見直すことが、改善に繋がるそうです。
運動
散歩などの有酸素運動は血流を促進し、脳の機能が向上するそうです。
歩く際は、できるだけ早く歩くと効果的なんだそうです。
また、筋力トレーニングも良いとのこと。
筋トレは、筋肉から脳へと情報伝達機能が繰り返し使われるため、脳の活性化に繋がるそうです。
料理
複数のメニューを同時に作ることが、認知機能の低下を食い止める効果があるそうです。
歯磨き
自分の歯で噛むことが脳への刺激に繋がり、認知症のリスクを低下させると言います。
そのため、歯磨きを細めにして歯を大切にします。
音楽
楽器の演奏は記憶力や注意力を改善でき、新しい挑戦も脳の活性化に繋がるそうです。
絵画
発想力や集中力が鍛えられ、脳が活性化するそうです。
脳のトレーニング
集中力を高めるゲームなどを行うことで、脳が活性化するそうです。
睡眠
睡眠は、脳の機能を回復させるための重要な役割をするそうです。
認知症予防に効果的な食事
認知症予防に効果的な食事について。
その食事とは・・・・・地中海料理!!
地中海料理の一例が紹介されましたので、是非参考にしてみてくださいね。
レビー小体型認知症の主な症状と、予防方法
レビー小体型認知症の主な症状と、予防方法について。
レビー小体型認知症は、認知症とは気づきにくいそうですが、下記が主な症状と言います。
・もの忘れがある
・実際にはないものが見える
・うつ的である
・動作が緩慢になる
・睡眠時に異常な行動をとる(夢と現実が分からなくなることがある、大きく手足が動く、繰り返し悪夢を見る、大きな声で叫ぶなど)
レビー小体型認知症の方へ接する場合は、注意したり否定せず、話を聞いて褒めてあげる(気持ちを安定させる)ことが大切なんだそうです。
予防方法は、軽度認知障害の改善方法(7つの習慣を見直すこと)と同様ということです。
まとめ
認知症の3分の1は予防できるということを、知っているのと知らないのでは大きな違いですよね。今回紹介された早期発見ポイントや生活習慣などをしっかり押さえて、認知症にならないように日々意識していこうと思います。皆さんも是非参考にしてみてくださいね。
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