2018年2月6日放送「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で、中性脂肪を効率良く減らす食材が紹介されました!中性脂肪を減らす成分『イヌリン』を豊富に含むキクイモや、他の野菜についても必見です。
中性脂肪とは?
中性脂肪は増えすぎると体脂肪として蓄積するもので、下記のような悪影響を及ぼします。
- 身体中の脂肪が増える
- 脂肪肝や心筋梗塞のリスクが高まる
原因は、炭水化物や甘い物など「糖質」の摂り過ぎ。
糖質は生きていくの大切なエネルギー源ですが、加齢による筋肉量低下などに伴いエネルギーが余り、中性脂肪として血液中に溢れてしまうためです。
そして、中性脂肪の最大の難点は、身体に溜まりやすく減らしにくいこと。
薬だけではコントロールが難しく、なかなか改善できません。
中性脂肪を減らす食材「キクイモ」とは?
キクイモは、キク科に分類されるゴボウなどの仲間。
キクイモに含まれる水溶性食物繊維の一種「イヌリン」という成分が、溜まりやすい中性脂肪を効率よく減らしてくれます(詳細は後述)。
キクイモはなかなか全国に流通していないようですが、通販で購入できます。
番組では、手軽に食べられるキクイモチップスも紹介されていました☆
キクイモの調理法
キクイモの調理法としては、
・鍋の具材
・かき揚げ
・きんぴら
など。
様々な形で美味しく食べることができます。
中性脂肪を減らす成分「イヌリン」とは?
イヌリンは水溶性食物繊維の一種で、水に溶けやすい性質を持っています。
そのため、イヌリンが身体の中で水分と混ざり合うとトロトロ状態のゼリー状になり、中性脂肪の原因となる「糖質」を包み込んでくれます。
すると、イヌリンで包まれた糖質の多くは小腸で吸収されず大腸へ運ばれ、血管の中に糖が溜まることを防いでくれます。
さらに、大腸に運ばれたイヌリンは腸内善玉菌だけのエサになり(悪玉菌のエサにはならない)、乳酸菌やビフィズス菌などが増えて中性脂肪の合成を抑制してくれます。
- イヌリンは、糖質を包み込む
- イヌリンで包まれた糖は、小腸で吸収されにくくなる
- 大腸へ運ばれたイヌリンは善玉菌のエサになる
小腸に残った糖質も、ゆっくりと吸収されるので内臓脂肪になりにくいそうですよ。
過去の研究より、イヌリンの1日の摂取目標量は10gです。
キクイモ以外で「イヌリン」を含むお手頃野菜ベスト10とは?
キクイモ以外で、お手頃価格な野菜の中から「イヌリン」が多そうな10種類を予想し、実際の含有量を調べたものです。
★キクイモには、100gあたりイヌリンは18g含まれています。
第10位~第8位
今回番組で調べた野菜10種類のうち、トマト・ナス・シシトウは残念ながらイヌリンは0gでした。
第7位~第5位
山芋・カボチャ・レンコンには、100gあたりイヌリンは0.1g含まれていました。
第4位
アスパラには、100gあたりイヌリンは2.5g含まれていました。
第3位
玉ねぎには、100gあたりイヌリンは4.3g含まれていました。
第2位
ゴボウには、100gあたりイヌリンは5.4g含まれていました。
昨年に比べ、約2割価格が下がっているお手頃食材です。
第1位
ニンニクには、100gあたりイヌリンは12.5g含まれていました。
キクイモにも匹敵する優れた食材です。
まとめ
今回は、中性脂肪を減らす食材についてご紹介しました。
食べて中性脂肪を効率よく減らすことができるのは、有難いですよね。
キーになる成分はイヌリン!!
皆さんも是非参考にしてみてくださいね。