2018年1月17日放送「あさイチ」で、地震対策に有用な『親子で学べる防災講座』が紹介されました!家族でも1人でもできる簡単シミュレーション方法や、マンションの住人が特に注意する点など、防災力を向上させるポイントは必見です。
簡単災害シミュレーション方法
ペンと付箋があれば、簡単にできるトレーニング方法です。
例えば、平日午後3時に震度6強の地震が起きたと仮定し、災害直後、1時間後、3時間後、6時間後・・・という形で、自分の行動を想像して付箋に記載します。
このときのポイントは下記のとおり。
●誰とも相談せずに考える
●書き終えたら家族に説明する
このトレーニング方法により、今まで気づかなかった様々な課題を見つけ、対処することができます。
地震に備えておくべき事項
地震が起きた時のために、最低限備えておくべき事項です。
■連絡手段は複数
携帯電話が繋がらないこともあるので、SNS、メールなど、複数の連絡手段を決めておくと良いそうです。
遠方に親戚・知人がいれば、その人を介して連絡をとることも有効とのこと。
被災地から遠方への電話は、比較的繋がりやすいとのことです。
■待ち合わせ時間・場所を決めておく
例えば、「小学校で待ち合わせ」ということだけでなく、「小学校の体育館の入り口」というように具体的に決めることが大切と言います。
待ち合わせ時間についても、集まれなかった時のために複数決めておくと良いそうです。
■天候が悪い場合の想定
天候が悪い場合を想定し、両手があくレインコートと、風よけのヘルメットを用意しておくと良いとのことです。
■夜の場合の想定
夜の場合を想定し、両手があくヘッドライトと、置いておけば周囲が明るくなるランタンを用意しておくと良いとのことです。
■高齢者の方の想定
高齢者の方の場合は、おくすり手帳、歯ブラシは必需品とのことです。
どの薬をどのくらいの量処方するかを把握することができ、口腔ケアにより菌の繁殖を防ぐことができます。
■ペットがいる場合の想定
ペットがいる場合は、ペット用食糧の確保の他、首輪などに連絡先を記載しておくと良いとのことです。
マンション防災に関する注意ポイント
■担架
マンションに用意してある担架が階段を通ることができる大きさかを確認し、大きすぎて通れない場合は布担架(耐荷重159kg)を用意しておくと良いそうです。
■防災倉庫
例えば、マンホールトイレ(対応するマンホールの上に設置することで用を足せる)が高層階ではなく1階に置いてあるかなど、ただ備品を確保するだけでなく、実用性があるかを確認する必要があるとのことです。
■ルール決め
無事ならポストにタオルを入れるなど、マンション住人の安否確認ができるルールを決めておくと良いそうです。
さらに、2回地震が発生したことを想定し、タオルに安否確認日時も記載してくおと良いとのことです。
■ファーストミッションボックス
「地震が起きたらこの箱を開けるべし」と記載したボックスを目につく場所に常に置いておき、中に指示書を入れておきます。
地震が発生したら、その指示書に沿って、安全なスペースを確保したり、災害対策本部を作ったり、防災倉庫の鍵をあけたりと、マンション住人がやるべきことを迅速に行えるようにします。
【指示書例】
番組で紹介された指示書例です。
この指示書では3人がミッションを行うようになっていますが、やるべき内容に応じて適宜増やします。
まとめ
今回は、防災に関する内容をご紹介しました。地震の準備が万全のつもりでも、いざシミュレーションすると考え足りていなかった点に気付くことができます。皆さんも、今回の内容を是非参考にしてみてくださいね。